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浦和が一部サポーターの“暴徒化”を謝罪 「これまで先人たちが築いてきた日本サッカーに泥を塗る愚行」

[ 2023年8月5日 14:54 ]

<天皇杯 名古屋・浦和>緩衝地帯をつくる柵を越えて名古屋サポーターにむかって走っていく浦和サポーター
Photo By スポニチ

 浦和の田口誠社長と須藤伸樹マーケティング本部長が5日、天皇杯4回戦の名古屋戦(2日、CSアセット港サッカー場)で起きたサポーターの違反行為への処分理由などをオンライン会見で説明した。

 田口社長は冒頭に騒動を謝罪。「これまで先人たちが築いてきた日本サッカーに泥を塗る愚行。夏休み中で多くのお子さまが足を運んでくださった中で絶対見せてはいけない姿、絶対に感じさせてはいけない恐怖を感じさせてしまったことは痛恨の極み。心より謝罪を申し上げます」と頭を下げた。

 同試合で0―3の完敗後に球団フロントと緊急の話し合いをしていた中、古屋サポーターのヤジに一部サポーターが激怒。設置された緩衝地帯を破壊し、制止しようとするスタッフも振り切って、名古屋サポーターの陣取るゴール裏に詰め寄った。一部では両軍サポーターが直接もみ合い、終的には愛知県警が出動して沈静化を図る後味の悪い結末となった。

 浦和はこれに対して3日に処分を発表。「いかなる背景があろうと違反行為が肯定される理由はない」とし、サポーターを統括する立場の1人は3日以降の浦和の出場する16試合の入場禁止。問題行動を主導した31人は同9試合の入場禁止で、同エリアに侵入した45人は厳重注意となった。

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