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新潟L・川澄奈穂美 「親友」上尾野辺とV呼ぶホットライン

[ 2023年8月2日 04:11 ]

色紙に目標を記した川澄
Photo By スポニチ

 WEリーグ・新潟は1日、米・ゴッサムFCでプレーしていたMF川澄奈穂美(37)の加入発表会見を行った。

 なでしこジャパンメンバーとして11年W杯ドイツ大会で優勝、15年の同カナダ大会では準優勝と輝かしい実績を誇る。海外でプレーの幅も広げたレジェンドは、幼なじみのMF上尾野辺めぐみ(37)とともに新潟にタイトルをもたらすことを誓った。

 新加入会見にはオンライン参加も含めて20社のメディアが集まった。川澄は「これくらい試合会場にも来てほしい。加入の発表をしたらSNSでの反響の大きさに驚いた。そういった気持ちを無駄にしないようにしたい」と決意を語った。

 新潟入りを決意したのは、小学時代からともにプレーし、なでしこジャパンでも一緒だったMF上尾野辺の存在が大きい。「日本に戻るかもって話をしたら、“新潟に来たらこういうことがあるよ”とか、(上尾野辺の)愛犬の“むぎ、もちの世話をしてよ”ってプロポーズされて」とちゃめっけたっぷりに話した。「どれだけ来てほしい?」って聞いたら「あの上尾野辺が“地球3個分”って言うなんて、よっぽどのことだと思ったので決めました」と幼なじみの思いをくんだ形となった。

 上尾野辺と一緒にプレーするのはこれで4チーム目。「腐れ縁だと思うし、切っても切れない縁をゴールにつなげていけたら」とあうんの呼吸でゴールを狙う。これまで背番号は9番をつけることが多かったが、新潟では19を選んだ。「新潟には9番をつけている人がいたので、上尾野辺に相談したら“私の10番と9を足して19にしたら”って言われて」とその経緯を話した。

 会見に同席した前田信弘GMは11年のW杯でGKコーチを務めていたこともあり、川澄とは旧知の間柄。「左サイドはもちろん、米国では右サイドもやるようになった。人を使うプレーもできるようになり幅が広がった」と期待を寄せる。川澄が掲げた目標は「新潟にタイトルを!」。力強い選手が加わった。

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