横浜・マスカット監督　セルティック監督候補に浮上も「一番大事なのは明日の4時の試合」と否定

横浜・マスカット監督
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　スコットランド1部セルティックの新監督候補として浮上している横浜F・マリノスのケビン・マスカット監督が9日、神奈川県横須賀市内での全体練習後に自身の去就について言及。「何も伝えることはないです。まず自分はここ（横浜F・マリノス）のチームのことに集中している」と話すにとどめた。

　横浜の前監督で今季までセルティックを率いたポステコグルー監督がプレミアリーグ・トットナムの新監督に就任。英デーリー・メール（電子版）が6日付の記事でチェルシーなどを率いた経歴を持つグレアム・ポッター氏、ウエストハムの監督を務めるデビッド・モイーズ監督らとともにマスカット監督を8人のうちの候補の1人として挙げていた。しかし、マスカット監督は「一番大事なのは明日の4時キックオフの試合のことなので」と10日の柏戦（日産スタジアム）に集中するだけとの考えを示した。

　一方でポステコグルー監督についても言及。「（トットナム監督就任の）発表前からアンジェと話していた。素晴らしいことだと思っている。彼が積み上げてきたものが結果としてああいうチームでできる。ここ（横浜F・マリノス）でやってきた景色、セルティックでやってきた景色を必ずあの地でも見せてくれると思うので楽しみにしている」と新天地での成功を期待した。また、オーストラリア人監督として初めてプレミアリーグのクラブの指揮を執ることについても「オーストラリアだけじゃなく、アジア人として初めて。彼がやろうとしているサッカーを早く見せてくれることを楽しみにしている。彼はかならず最初の人になることを心がけている。今回もそれが叶ったのは素晴らしいこと」と祝福した。

　取材の最後には「とにかく、どんなことよりも明日の4時が大事なんです。また明日！」と自身の去就話をかき消すかのように笑顔でクラブハウスに引き上げた。