浦和・興梠 アジア王者100%弾 過去5度敵地ドロー発進は全てV
ACL決勝第1戦 浦和1―1アルヒラル ( 2023年4月29日 キング・ファハド )
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アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦が29日、サウジアラビアのリヤドで行われ、史上最多3回目のアジア制覇を目指す浦和はアルヒラル(サウジアラビア)と1―1で引き分けた。0―1の後半8分にFW興梠慎三(36)が同大会の日本人最多得点を27に更新する同点ゴール。優勝した07、17年と同じスコアで敵地での激闘を終え、6日に埼玉スタジアムで開催される第2戦で偉業に挑む。
死闘だった。終了の笛がピッチに鳴り響くと、フル出場したMF関根はピッチに座り込んだ。ボール保持率は28・8%で、シュート数は4本。それでもタックル成功率は71・4%と相手を11%以上も上回るなど、要所で体を張り続けた。そして、数少ない決定機を執念でものにした。
価値ある引き分けを呼び込んだのは、興梠だった。1点を追う後半8分、ピッチ中央で前向きにボールを受けたMF大久保がドリブル。スルーパスは相手DFに当たって、チャンスはついえたかに見えたが、ボールはポストに跳ね返りゴール前で転々とする。相手DFよりも先に浦和のエースが反応し、左足でゴールネットを揺らした。
「なんとか0―1でも第2戦のホームで勝負を懸けたい思いはあった。チャンスがあれば同点に追いついて第2戦を迎えたいと思っていて、そういう意味で(同点は)ラッキーなゴールだったが、アウェーから同点で帰れるのは凄く大きい」
19年決勝で2連敗し力の差を見せつけられた因縁の相手からアウェーゴールを奪っての引き分け。チーム一丸でもぎ取った値千金の一発は、アジアの頂点に再び輝くことが約束されたかのような“吉兆”だ。決勝第1戦を敵地で引き分けた過去5度のチームはいずれも優勝。浦和は初優勝の07年も2回目の戴冠となった17年も1―1で埼スタに帰還している。
大一番のチケットはもちろん完売。埼スタが赤く染まり、熱狂的なサポーターの大声援が選手たちを後押しするのは間違いない。興梠も「次はホームで6万人近く入ると思う。サポーターの後押しとともに戦って、17年と同様に、埼スタで優勝してみんなで喜びを分かち合いたい」と勝利だけを見据える。アジアの盟主まで、あと1つ。赤き血のイレブンが、気高き誇りを世界に見せつける。
○…ホーム&アウェーで行われたACL決勝で、初戦の引き分けは今回で6回目。過去5回は第2戦をホームで迎えたチーム(4勝1分け)がいずれもアジア王者となっている。浦和は優勝した過去2度(07、17年)ともにこのパターンで制覇しており、初戦アウェー△は浦和にとって吉兆データだ。
▽浦和のACL優勝の行方 決勝第1戦はアウェーゴールを奪っての1―1ドロー。6日のホームでの第2戦で浦和は○で無条件、△の場合でも0―0ならば17年以来、3度目の優勝が決まる。1―1の場合は延長戦(前後半15分=アウェーゴール適用せず)→PK戦で決着。ともに2得点以上の△、●の場合はアルヒラルの連覇となる。
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