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J2町田FW荒木駿太が先発奪取へ意欲「運動量見せたい」黒田剛監督は「小嶺先生と似ていてやりやすい」

[ 2023年3月11日 18:03 ]

練習中に笑顔を見せる町田のFW荒木駿太
Photo By スポニチ

 J2町田で前節リーグ戦初得点をマークしたFW荒木駿太(23)が、加入後初の先発機会をつかむべくアピールを続けている。「自分のストロングポイントは運動量。90分間プレーすることでそれを見せたい」と切望している。

 大卒2年目で、J1鳥栖から期限付き移籍で加わった。ここまでは途中出場で前線に活力を与え、3戦目の5日アウェー金沢戦でうれしいJ初得点。チームの連勝に貢献した。「メッセージをたくさんもらった。家族にはグループラインに“みんなのおかげ。いつもありがとう”と自分から連絡して。母はたぶん泣いてたと思う。泣き虫ですぐ感動するので」と笑った。

 長崎総合科学大付では、かつて国見の監督として多くの選手をプロに送り出し、昨年1月に死去した小嶺忠敏氏(享年76)に教わった。「お前は大学に行った方がいい」という助言を受けて進学した駒大で、心身とも成長。4年時には全日本大学選手権で日本一に輝き、大会MVPを獲得した。「小嶺先生を信じて良かった」と感謝する。

 今季は新天地で、青森山田の指導者から転身した黒田剛監督に指導を受けている。高校サッカー界で頂点を極めた2人の名将について「小嶺先生と黒田監督は言うことが似ていて、サッカーだけでなく私生活の部分もしっかり言ってくれる。高校の時の感覚に戻れてやりやすい」という。

 あす12日はホームに水戸を迎える。町田は今季3試合で、攻撃の先発4選手は固定。当面はベンチスタートが続く可能性もあるものの、荒木は「ベンチのみんなとは自分たちで試合を決めようと話していて、いい雰囲気でやれている。出ている時間に仕事をして、チャンスが来ると信じて頑張りたい」と前を向いた。

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2023年3月11日のニュース