U―20日本代表　3連勝で1位突破　松木玖生が2発「自分が常に先頭に立って引っ張っていけたら」

松木玖生
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　サッカーのU―20日本代表は9日、ウズベキスタン・タシケントで開催中のU―20アジア杯1次リーグD組第3戦で前回王者のサウジアラビアに2―1で勝利し、3連勝で1位突破を決めた。主将のMF松木玖生（19＝FC東京）が今大会1号を含む2得点と活躍。12日の決勝トーナメント1回戦ではC組2位のヨルダンと激突する。勝てば4強入りとなり、3大会連続のU―20W杯出場が決まる。

　決めるべき時に、決める。松木が国際舞台で千両役者ぶりを発揮した。1―1で迎えた後半33分、左腕にキャプテンマークをつける男が吠えた。左CKでニアサイドに走り込むと、少し後ろに下がりながらヘディング。ボールはゴールネットを揺らし、これが決勝点となった。

　「一番はキャプテンとして（5月開幕のU―20）W杯に連れて行くこと。自分が常に先頭に立って引っ張っていけたらと思う」

　前半15分にはペナルティーエリア内でパスを受け、冷静に相手DFをかわして右足で仕留めた。第一の目標であるW杯出場権獲得まであと1勝。献身的に体を張り、声を上げて仲間を鼓舞する主将が世界へとチームをけん引する。