京都　クラブワースト開幕3戦無得点阻止へ…チョウ貴裁監督「本塁打を狙うのではなく…」4日FC東京戦

大きな身振り手振りで練習指導する京都・チョウ貴裁監督（右は川崎颯太）
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　京都のチョウ貴裁監督が“スモールベースボール”理念で、現状打破を誓った。J参入初年度の96年以来となる開幕2試合連続無得点。さらに06年以来17年ぶりの開幕2連敗スタートとなっているが「悲観も楽観もしていない。悲観してゴールができるならばする。現実を見据えてやるだけです」と気丈に話した。

　選手にはミーティングで「本塁打を狙うのではなく、みんなでヒットを打って進塁して得点を重ねていこう」と話したという。誰か1人の力でゴールを奪うのではない。「得点になる中で、その前のプレーや2つ前のプレーが良かったからというのがある。目に見えるものだけにトライしても良さは出ない。形にならないものを大事にして欲しい」。全員で、チーム全体で得点を奪う。だからこそ「1人より2人、2人よりも3人。人数を掛ける。得点が取れないからといって、2人を1人にしたら我々の推進力が出ない」とリスクを冒して敵陣ゴールへ向かう姿勢を求めた。

　4日にホームで対戦するFC東京に敗れれば、開幕4連敗だった02年以来21年ぶりの3連敗。だが腰が引けた戦いをするつもりはない。待望のチーム初得点を奪い、サポーターに今季初勝利を届ける。