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カズ、日本代表に期待「4年前より成長した姿を」 W杯アンバサダーでドイツ戦観戦予定

[ 2022年10月20日 04:20 ]

W杯で日本代表の活躍に期待するカズ
Photo By 共同

 W杯開催国カタールは、1993年に日本代表がW杯初出場を目前で逃す「ドーハの悲劇」の舞台だった。当時の日本代表だったFW三浦知良(JFL鈴鹿ポイントゲッターズ、写真)が共同通信のインタビューでW杯の魅力や日本代表への期待を語った。

 98年フランス大会は直前で落選。自身は立てていないW杯を「サッカーの頂点」と表現し「いま55歳になっても同じような憧れを抱ける。決して色あせないスケール感というか。あそこに行きたいという気持ちをずっと持っているような、そういう大会じゃないかな」と、屈託なく話した。

 今大会の日本を率いるのは、ともにドーハの悲劇を経験した森保一監督だ。「常に一歩引いた感じでチームを支えてくれた。監督でも、選手を立てて前に押し出して活躍させている。(持ち味は)そのままだと思う」。昨年11月に森保監督の激励を兼ねて“ドーハ組”のラモス瑠偉さん、武田修宏さんと食事をした。
 大会公式スポンサーを務める中国の電機大手、海信集団(ハイセンス)日本法人からW杯アンバサダーに任命された。日本―ドイツなどを現地観戦予定。

 「4年前(決勝トーナメント1回戦で)ベルギーに逆転されて、ブラジルの知り合いに“日本は無知、サッカーを知らない”っていう表現をされた。吉田麻也主将(シャルケ)を中心に欧州のビッグクラブで活躍する選手もいる。試合を本当の意味でコントロールできるか。4年前より、もっと成長した姿を世界に見せてほしいね」。期待を胸に、あの時以来29年ぶりにドーハの地に立つ。

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