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J2水戸の秋葉監督が古巣・新潟に「いいサッカー続けてタイトルも狙って」

[ 2022年10月14日 04:00 ]

新潟時代の秋葉監督(右、02年12月撮影)
Photo By スポニチ

【“あの人”からおめでとうアルビ】J1昇格おめでとうございます。(新潟)OBのLINEもあるので昇格を決めたときはみんな喜んでいました。そういうクラブでやれたのは誇りです。このままJ1でやっても通用できると思っている。あとは強化部。即行、寺(寺川)と勲(本間)に連絡しましたから。あとは強化部にかかっているぞ!選手をとどめて補強できるのか、と。決まった瞬間に次は始まっているぞと話しました。

 J2の中では新潟がやっぱり一番強かった。歯が立たなかった。松橋監督が攻守においてしっかりしたものをより強度を上げて、よりアグレッシブだったし、選手を回しながら正しい競争を生みながらやっていて、本当に強いなと。むしろああいうチームになりたいと思わせてくれる存在でした。

 涼太郎(伊藤)には(自分が)OBでもあるから5月に対戦したときに「新潟を必ずJ1に上げてくれ」って言いました。これはフットボーラーとして見て、いいサッカーをやっているし、ああいうスタイルのチームがJ1に行ってしっかり戦ってほしいと思ったからです。エレベータークラブになるのでなく、しっかり残留してタイトルやACL出場を果たしてクラブとしてのフェーズを上げてもらいたいので涼太郎には伝えました。

 涼太郎はウチであれをやってくれって思うほどでしたよ。もともと持っているポテンシャルとか才能やひらめきとか、高木と同じくらい自由度を与えてもらっていた一人だと思うので、いよいよ覚醒したなと思いました。J1でも遜色なくやれると思う。それが新潟の攻撃スタイルで開花したと思っています。

 思い入れのあるクラブが昇格を果たしてめちゃくちゃうれしいし、社長も中野さんが戻ってきたり、松橋監督を支えていた基治(渡辺コーチ)がいたり、強化部には寺や勲がいたり、歴史を知っている人たちがもう一度J1に戻れるのはうれしい。そこがゴールではないので、まだまだ積み上げてもっと輝かしい歴史をつくり上げてほしい。あれだけのサポーターがいるクラブはなかなかないし、より高みを目指してほしい。

 ◇秋葉 忠宏(あきば・ただひろ)1975年(昭50)10月13日生まれ、千葉県出身の47歳。市船橋から94年にジェフ市原に入団。福岡、C大阪を経て99年に当時J2だった新潟に加入。03年のJ1昇格を経験した。05年以降、J2徳島、草津、相模原でプレーし10年に引退。13年から群馬の監督を務めたほか、U―21やU―18日本代表コーチを務め、20年から水戸の監督に就任。今季限りでの退任が発表された。

 

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2022年10月14日のニュース