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カズが悲劇以来29年ぶりにドーハへ W杯日本―ドイツ戦観戦 ハイセンスW杯アンバサダー就任

[ 2022年10月3日 15:45 ]

鈴鹿・三浦知良
Photo By スポニチ

 サッカーのW杯カタール大会(11月20日開幕)公式スポンサーの家電メーカー「ハイセンス」は3日、都内で「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト発表会」を開催し、JFL鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)のプロジェクトアンバサダー就任を発表した。

 カズは11月23日の日本―ドイツ戦、同24日のブラジル―セルビア戦を競技場で観戦する。カタールに行くのは、93年のW杯米国大会アジア最終予選「ドーハの悲劇」以来29年ぶりという。

 「29年ぶりにドーハの地に行く。日本サッカーの進化を見られるのでわくわくしている。ドーハで一緒に戦った森保監督がいて、選手たちにDNAが伝わっていて、当時の思いも込めてW杯で戦ってもらいたい」と話した。

 1次リーグでは優勝経験のあるドイツ、スペインと同組になった。厳しい戦いが予想される中「ドイツとスペインは世界トップトップだし優勝経験もある。そこでいい試合をしてもらいたい。日本らしい試合、躍動してもらいたい。日本には守備で逃げ切る文化はない。ボールを保持してアジリティーを生かして人とボールを動かすのが得意。技術を生かす攻撃的な試合をしてもらいたい」と日本らしい攻撃的なサッカーを表現することを期待した。

 注目選手として海外勢ではブラジルのネイマール、日本では鎌田大地(Eフランクフルト)の名前を挙げた。自身と同じブラジルの強豪クラブ、サントスでプレーした経験を持つネイマールとは来日のたびに対面している。「W杯で優勝してバロンドールを取ってほしい」とエールを送った。

 先月のドイツ遠征でも米国戦でゴールを決めるなど存在感を発揮した鎌田については「自分が中心になって、枝でなく幹になって引っ張るという意思を感じる。プレーの中でチームに違いをもたらす。点を取れるし、アシストもできるし、ゲームもつくれる。あとはコンディションだけだと思う」とエースとして期待した。

 11月1日にはW杯メンバー26人が発表される。「W杯は今でも夢の舞台であり目標」というカズは「もし11月1日に(メンバーに)入ったら、これ(アンバサダーの仕事)は全部キャンセルになる。それは(ハイセンス側に)言ってあります」と言って会場の笑いを誘った。

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2022年10月3日のニュース