鎌田　途中出場で“王様”の貫禄を見せつける「今やってるレベルでしっかり結果を残せてれば…」

サッカー国際親善試合   日本0－0エクアドル （ 2022年9月27日    ドイツ・デュッセルドルフ ）

後半、攻め上がる鎌田（撮影・小海途　良幹）
Photo By スポニチ

　11月20日開幕のW杯カタール大会に臨む日本代表は27日、メンバー発表前最後の親善試合エクアドル戦に臨み、0―0で引き分けた。森保監督は2―0で勝利した米国戦（23日）から先発を総入れ替えし、本大会に向けて26選手を見極めた。

　MF鎌田は後半から途中出場し、“王様”として格を見せつけた。「自チームでコンディションが良い状態で来られて、僕がそのままできたんだと思う。（今日は）変なボールの取られ方をしちゃうと自分の入りも難しくなるので、できるだけ相手に近くないところ、自分に優位性があるポジションに入った」。ボールを受け、タメを作り、パスでチャンスを演出する。シュートで相手ゴールを脅かすシーンもあり、23日の米国戦に続いて欠かせない存在だとアピールした。

　最終メンバー発表は10月下旬から11月上旬の見通し。ただ、鎌田は「嘘なしに、W杯に向けて今季をやってるわけじゃない。これからリーグ、CLとカップ戦の17連戦が毎週2試合ある。毎週いいパフォーマンスを出さないとスタメンだと確約されてるわけじゃない。自分の価値を落とすだけなので、目の前の試合でいいプレーを続けることが自分には大事」とし、「今やってるレベルでしっかり結果を残せてればW杯と考えてなくてもつながってくる。しっかり結果を残せるようにしたい」と言葉に力を込めた。

　日本代表はW杯前最後の強化試合となるカナダ戦（UAE、11月17日）を経て、W杯1次リーグE組でドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する。