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日本サッカー ドイツ・デュッセルドルフを準ホーム化 欧州活動拠点に 時差調整なく万全の状態で

[ 2022年9月28日 04:00 ]

遠征中の日本代表が親善試合を行ったエスプリ・アリーナ
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会がW杯カタール大会前の国際親善試合2試合が行われたドイツ・デュッセルドルフを“準ホーム化”する構想が浮上していることが27日までに分かった。

 協会関係者によると、今回の強化試合のオペレーションや海外組のコンディション面などを含めて協会が欧州の拠点を置くデュッセルドルフでの強化試合を高く評価。国内での親善試合を基本路線としつつも、欧州組が大多数を占める現在の代表がW杯などビッグトーナメント前に最終強化する場として活用する方法を模索していくという。

 過去に日本がデュッセルドルフで試合を行ったのは06年マルタ戦の1度のみ。海外組を招集した多くの試合が国内で行われるが、時差調整などもあって、常に100%のパフォーマンスが発揮できたとは言い難かった。欧州での試合は選手のコンディション面だけではなく、相手国も時差調整なく万全の状態で臨めるため「なるべくプレーヤー目線に立って、良い状態で強化試合を組みたい」(協会関係者)という意図に合致。強化試合の候補地として急浮上した。

 サポーター獲得も含めて国内で親善試合を行う基本路線に変更はない。ただ、W杯前などの仕上げの場としては約6000人の日本人がいるデュッセルドルフが大きな後押しとなる。ドイツ2部デュッセルドルフのスタジアムで試合を開催。同クラブの施設を練習に利用するなど、地元クラブとの関係も良好でハード面でも申し分ない。協会関係者は「よく分かっている環境で準備できるのはプラス」と説明した。

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2022年9月28日のニュース