福岡・金森「ここまで来たらタイトル獲りたい」残留争い渦中も…ルヴァン杯準決勝へ意欲

オンライン会見でルヴァン杯準決勝第1戦広島戦への意気込みを話すJ1福岡の金森健志
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　J1福岡の金森健志（28）が18日、オンライン会見に出席した。残留争いの渦中で迎える21日のルヴァン杯準決勝第1戦広島戦に向け「リーグ戦があってルヴァン杯を捨てているわけではない。ここまでみんなで勝ち進んできたベスト4なのでここまで来たらタイトルを獲りたい」と意気込んだ。

　前日は7戦ぶりにリーグ戦先発を果たし清水に3―2で勝利。連敗を3で止める9戦ぶり、約2カ月ぶりとなる白星を今季初の逆転勝利で飾りチームは自信と勢いを取り戻した。

　「僕がやるしかない、流れを変えないといけないという気持ちでプレーした」。

　調子を崩しベンチ外も多くなる中でも決して腐らず、残留を左右する大事な一戦で先発に起用された。

　「チャンスをもらえたときに結果を出せなかった自分にすごく腹立たしい気持ちでいっぱいで、次にチャンスをもらったときにはピッチで示すしかないと思っていた。僕自身は最後のチャンスと思って臨みました」。

　背水の陣で挑んだ一戦で気迫あふれるプレーを披露し攻守に存在感を発揮。チームに貢献したプレーを長谷部茂利監督も最大限に評価した。

　「非常に良かった。金森は起用を意気に感じてプレーする。コンディションが良くない中、目一杯やってくれて次にバトンを渡す役割をしっかりやってくれた。守備も攻撃もいいものを出してくれた」。

　リーグ戦勝利の勢いを持って挑む広島戦。今年リーグ戦では2敗を喫している。金森は現在リーグ戦3位と上位を走る難敵について「今一番勢いがあってチームとしても成熟されてて粘り強い力のあるチーム」と強く警戒。それでもタイトル奪取へ「負けないくらい自分達もいいサッカーができればいい。最初ホームでできるので勝ちをとれれば」。まずは全力で先勝を狙う。