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神戸は再び最下位転落 ミス絡みC大阪に3失点完敗

[ 2022年8月6日 20:59 ]

明治安田生命J1リーグ第24節   神戸0-3C大阪 ( 2022年8月6日    ヨドコウ )

神戸・吉田監督(C)VISSEL KOBE
Photo By 提供写真

 神戸の“解任ブースト”が終わった。6月下旬に吉田孝行監督が就任した後はリーグ戦3連勝を挙げるなど4試合負けなしスタートを切ったが、ここで痛恨の2連敗。この日試合がなかった清水と同勝ち点ながら得失点差で入れ替わり、再び最下位に転落した。

 FW大迫勇也が6月26日・浦和戦以来リーグ戦6試合ぶりのスタメン復帰。7月30日に来日したばかりの新戦力DFマテウス・トゥーレルも先発に名を連ねた。だが前半23分にDF酒井高徳のバックパスをGK飯倉大樹が処理ミス。相手にパスを渡してしまい、そこから失点した。その後は立て続けにピンチを迎えると、同32分には左サイドでパスを受けたC大阪MF鈴木徳真に誰もプレスにいかず。ドフリーでコースを狙ったシュートを突き刺された。飯倉は「90分で勝つと考えれば、前半の我慢は必要」と話していたが、自滅であっさりと破綻した。

 73分間プレーした大迫の安定したキープ力やシュート技術、トゥーレルのカバリング能力や持ち運びなど個人としてポジティブな要素はあった。だがハーフタイムに吉田監督が「スライドをしっかりする。相手に圧力をかけよう。距離感を大事にしよう」とゲキを飛ばしたが、ネットを揺らすことはできず。先制されると今季リーグ10戦全敗となった。

 今季は残り10試合。チームとしての反発心を出さなければ、J1残留は厳しい。

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2022年8月6日のニュース