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フライブルク・堂安 欧州5大リーグ日本人1号 2年ぶりのドイツ1部開幕戦で左足強烈弾

[ 2022年8月7日 00:39 ]

アウクスブルク戦の前半、競り合うフライブルクの堂安(右、共同)
Photo By 共同

 ドイツ1部フライブルクの日本代表MF堂安律(24)が6日、開幕節の敵地アウクスブルク戦でいきなりゴールを決めた。7月31日のドイツ杯1回戦2部カイザースラウテルン戦で直接FKを決めたのに続き、2年ぶりに復帰したドイツで今季公式戦開幕2戦連発。11月に開幕するW杯カタール大会を前に、欧州5大リーグで日本人1号となった。

 敵地の声援を悲鳴に変えた。3―0とリードした後半33分、ゴール前で相手が苦し紛れにカットしたボールがペナルティーアーク内にいた堂安の足元へ。小さくトラップして左足を振り抜くと、ボールはGKの右をすり抜けゴールネットを揺らした。昨季リーグ6位と躍進し、今季欧州リーグに出場する中堅クラブのさらなる飛躍を予感させる開幕節の大勝だった。

 背番号42の白いユニホームを身にまとい、4―2―3―1布陣の右MFで開幕スタメンに名を連ねた。前半から積極的な守備で何度もボールを奪い、攻撃の起点になるなど攻守で奮闘。自身にとっては18年フローニンゲン(オランダ)以来、欧州2度目のリーグ開幕戦ゴールとなった。
 堂安にとってドイツ1部でのプレーは20~21年のビーレフェルト以来2季ぶり。同シーズンは全34試合に出場して5得点と活躍。昨季は2度目の所属となったPSVアイントホーフェン(オランダ)で公式戦39試合11得点をマークし、再びドイツの地に戻ってきた。

 期待の大きさは移籍金にも表れている。契約内容は非公表ながら、出来高を含め850万ユーロ(約11億9000万円)、クラブ歴代2位の高額とオランダで報じられた。2季ぶりのドイツ挑戦そしてW杯の舞台へ、最高のスタートを切った。

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2022年8月6日のニュース