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Eフランクフルト ドイツ代表主軸のBミュンヘンに6失点完敗 長谷部は19歳ムシアラに脱帽

[ 2022年8月6日 09:45 ]

勝利を喜ぶバイエルン・ミュンヘンイレブン(AP)
Photo By AP

 サッカーのドイツ1部は5日に開幕し、長谷部誠と鎌田大地が所属するアイントラハト・フランクフルトがホームでバイエルン・ミュンヘンに1―6で敗れた。鎌田は出番がなく、長谷部は後半36分から出場した。

 屈辱的な大敗でEフランクフルトのリーグ戦が開幕した。前半5分にキミヒの意表を突く直接FKから先制点を奪われ、6分後にはミュラーのシュートからこぼれ球をババールが決めて追加点。同29分にはリバプールから加入したマネがリードを広げ、さらに6分後にはミュラーの折り返しを19歳のムシアラが決めて4―0。同43分にはニャブリの追加点でリードを5点に広げて前半を折り返した。

 1日のドイツ杯1回戦・マクデブルク戦でボランチとして2得点していた鎌田は控えに回り、この日は本職で守備に定評があるローデが先発したが、リーグ11連覇を狙う王者に圧倒される展開となって前半で交代。それでも26歳の誕生日を迎えた鎌田に出番はなく、長谷部は1―5の後半36分からセンターバックに入ったものの、2分後にムシアラへのパスを防ぐことができずに6点目を奪われた。

 長谷部は大敗での黒星発進に「この形はイメージしなかった」と渋い表情。「消極的になってしまった部分もある。バイエルンとはいろんな部分で差があると感じた。昨季の欧州リーグで優勝して多くの方が注目してくれていると思う。そういう中でこういう試合をしてしまったのは凄く残念」と漏らした。

 Bミュンヘンの出場メンバーではノイアー、キミヒ、ミュラー、ニャブリ、ムシアラ、サネがW杯カタール大会(11月21日開幕)の1次リーグE組初戦で日本と対戦するドイツの主力でもある。元日本代表の主将でもある長谷部は「もちろん(代表と)全く一緒のチームではない」と前置きしながらも「キミヒやムシアラ、ミュラー、ニャブリは“トップの選手だな”と感じるし、ムシアラなんか“今まで見た中で一番良かった”というか“こんな良かったかな?”というぐらい良かった」と称えるしなかった様子。Bミュンヘンの強さに加え、日本にとってW杯でドイツが難敵となることは間違いないとあらためて認識させられる結果になった。

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2022年8月6日のニュース