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水沼 父・貴史氏と同じ日韓戦での代表初ゴールで生き残る!W杯「絶対に出たい」

[ 2022年7月27日 04:30 ]

E―1選手権(男子)   日本―韓国 ( 2022年7月27日    豊田ス )

ボール回しで笑顔の水沼(中央)(撮影・椎名 航)
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 東アジアE―1選手権に出場している男子の日本代表は27日、最終戦の韓国戦(豊田ス)に臨む。W杯カタール大会(11月21日開幕)前の国内ラストマッチで、13年以来2度目の優勝が懸かる大一番。右MFで先発が濃厚なFW水沼宏太(32=横浜)は、父・貴史氏(62)同様に韓国戦でA代表初ゴールを決め、W杯メンバー入りを目指すことを誓った。

 水沼が大一番で新たな父子記録に挑む。19日の香港戦で、Jリーグ創設の93年以降では初となるA代表父子出場を達成。再び右MFで先発が濃厚な韓国戦へ「プレッシャーは感じていない」ときっぱりと話し、「アジアのライバル国としてこれまでやってきた歴史がある中で、自分も代表の一員として日韓戦を戦えるのは楽しみ」と胸を躍らせた。

 香港戦では日本歴代7位の年長記録32歳147日でA代表デビューし、得意のクロスで好機を演出。得点にはつながらなかったが、持ち味を発揮した。韓国戦では初アシストはもちろん、初ゴールも期待される。国際Aマッチ32試合7得点の記録を持つ父・貴史氏も、実は84年9月30日の日韓定期戦でA代表初ゴール。試合も貴史氏の活躍で2―1で勝利しており、今回は再現も期待される。

 そんな父からは出番がなかった24日の中国戦後も「自分らしくやればいいよ」と助言をもらい、「父も国を背負って戦ってきた。巡り合わせというか、次は韓国戦。ゴールを目指して、良い結果を出せたらうれしい」と意欲的だ。

 韓国戦はW杯本大会前の国内ラストマッチ。13年以来2度目の優勝には勝利が絶対条件だ。「W杯の直前に呼んでもらって、間違いなくチャンスが開けたと思っている。(W杯に)絶対に出たいという気持ちにもなった」と水沼。親子2代での韓国戦初ゴールでチームを勝利に導き、父も届かなかったW杯出場への扉をこじ開ける。

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2022年7月27日のニュース