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【Jトピ~データで読み解く】売り出し中ルーキー 清水・山原、FC東京・松木、広島・満田 ここに注目!

[ 2022年7月27日 06:05 ]

売り出し中ルーキーの(左から)清水・山原、FC東京・松木、広島・満田
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 今季のJ1はすでに前半戦を折り返し、後半戦に突入している。J1が開催されなかった今回は新人選手に焦点を当てる。これまでJ1デビューを果たしたのは計29人。加入初年度からチームの中心として戦っている選手の活躍ぶりを紹介していく。(記録課)

 今季の新人で開幕から全試合に出場しているのが筑波大卒の清水DF山原怜音(れおん、23)だ。前節16日の浦和戦では後半34分、ゴール前のFKをMFホナウドが横へ流したところを、山原が右足で豪快なミドルシュート、プロ初ゴールを挙げた。左サイドバックを主戦場とし、ドリブル成功数31回は全DF最多、成功率79・5%はドリブルを10回以上試行した137選手の中で最も高い。クロス成功数18本も全体3位タイと高い成績を残しており、自身の3アシストは全てクロスから生まれた。守備でもチーム2位のこぼれ球奪取50回など、攻守で貢献している。

 FC東京のMF松木玖生(19)は今年1月に全国高校選手権で青森山田高を優勝に導くと、そこから39日後、いきなりJ1開幕戦のスタメンに名を連ねた。その後も出場を続け、大卒を含めたルーキーの中でも2位の20試合に出場している。攻守に幅広く動き、1試合平均11キロの走行距離はチームトップクラス。タックル奪取28回はチーム2位、スルーパス42本はチームの日本人では最多と、プロの強度でも負けないフィジカルの強さと技術の高さを見せ、主力に定着した。

 流通経大から広島に加入したFW満田誠(23)はチームでの活躍が認められ、現在行われているE―1選手権の日本代表まで上り詰めた。今季のルーキーの中で、5得点、5アシストはともに最多で、得点+アシスト10はチームで唯一の2桁と得点源として存在感を発揮している。

 他にもG大阪FW山見(関学大)、川崎FのDF佐々木(流通経大)らも先発出場が多く、結果を残している。スタメンを勝ち取り、試合に出続けることは簡単ではない。成長途上のルーキーたちの今後の飛躍に期待したい。(データ提供・データスタジアム)

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