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セルティック日本ツアー計画 古橋が大然が来夏凱旋 横浜などと親善試合へ

[ 2022年7月12日 05:00 ]

セルティックのFW古橋(AP)
Photo By AP

 日本人4選手が所属するスコットランド1部の名門セルティックが、来夏に日本ツアーを計画していることが11日までに明らかになった。複数の関係者によれば、クラブのマーケティング担当が既に何度か来日。水面下で交渉が進められており、Jクラブと2試合ほど親善マッチを行う方向で調整しているという。

 セルティックはリーグ優勝52回など輝かしい歴史を誇る名門。05~09年に所属した元日本代表MF中村俊輔(現J2横浜FC)がクラブ史に残る活躍を見せるなど、日本とも縁の深いクラブとしても知られる。昨季も加入した日本代表FW古橋がゴールを量産し旋風を巻き起こし、今年1月にはさらにFW前田、MF旗手、MF井手口の3選手が同時加入。リーグ、リーグ杯の2冠達成に貢献するなど活躍した。

 チームを指揮するポステコグルー監督も、横浜を率いた19年にリーグ優勝を果たすなど、日本でも知られた存在。就任1年目で結果を残し、欧州での評価も急上昇中だ。セルティックは中村が所属した06年8月にも来日し、横浜と親善マッチを行っている。関係者によれば、今回も実現の可能性は高く、前田や指揮官の古巣でもある横浜などが対戦相手の有力候補に挙がっているという。

 今月にはアルゼンチン代表FWメッシらを擁するパリSGが来日する予定だが、W杯カタール大会を経て1年後の夏も日本人選手の凱旋で大いに盛り上がりそうだ。

 ▽セルティック 1887年、スコットランドのグラスゴーを拠点にケルト系住民により創設。クラブ名は「ケルト人の」を意味する。チームカラーは緑と白。1967年に英国勢初の欧州チャンピオンズ杯(現欧州CL)制覇を含む主要4冠を達成。国内タイトル獲得歴はリーグ戦52回、スコットランド杯40回、リーグ杯20回。中村のほか、08~10年にMF水野晃樹が所属。本拠地はセルティック・パーク(約6万人収容)。

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2022年7月12日のニュース