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川崎F・鬼木監督不在でもG大阪に4―0快勝 脇坂泰斗「またリーグを引っ張りにいくという強い思いで」

[ 2022年7月9日 21:22 ]

明治安田生命J1第21節   川崎F4―0G大阪 ( 2022年7月9日    等々力 )

<川崎F・G大阪>前半、脇坂がゴールを決めた後、指示を出す川崎F・寺田コーチ(撮影・西海健太郎)
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 川崎FはホームでG大阪に4―0で大勝した。FWレアンドロ・ダミアンのリーグ10試合ぶりゴールを皮切りに、前半序盤に一発退場で10人となった相手を猛攻し、終わってみれば大量4得点。新型コロナウイルスの濃厚接触者となった鬼木達監督に代わり寺田周平コーチが指揮した一戦で、3試合ぶりの勝利をもぎ取った。

 指揮官不在の逆風をものともせず、ゴールラッシュを披露した。前半6分、チャナティップ、マルシーニョがつないだ鮮やかな速攻から、レアンドロ・ダミアンが右足で先制。直近のリーグ9試合でゴールから遠ざかったエースに待望の一発が生まれると、“ケチャップのドバドバ”は止まらなかった。一発退場で10人となった相手からFWマルシーニョ、MF脇坂泰斗、FW家長昭博が追加点を奪い、前半のうちに4―0。試合を決定づけた。

 直近2試合は先制後に追いつかれて白星を失ったが、レアンドロ・ダミアンは「ボールを握り自分たちのスタイルでチャンスをつくることができている」と手応えを強調していた。鬼木監督不在の中でも攻撃的な姿勢を一段と強めて相手に10倍以上のシュートを浴びせ、ようやく内容を結果に結びつけた。日本代表の森保一監督がE―1選手権に向けて視察する中、谷口彰悟、山根視来らDFラインも今季リーグ9試合目のクリーンシートに成功。後半33分にはDF登里享平もケガからの復帰を果たし、首位再奪取へ勢いを得た。

 前半30分にチーム3点目を奪った脇坂は「今日をきっかけに、またリーグを引っ張りにいくという強い思いで臨んだ」と話した。試合前には鬼木監督がZoomを通じてチームに話をする場面もあったという。「(寺田)周平さんもうまく監督や周平さんの思いを伝えてくれたので、スムーズに行けて良かった」と舞台裏を明かした。

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