×

カズ鈴鹿 ラグビー聖地・花園で23年ぶりサッカーの試合 19日JFL・FC大阪戦

[ 2022年6月17日 06:00 ]

鈴鹿・三浦知良
Photo By スポニチ

 ラグビーの聖地、花園の第1グラウンドが新たな価値を示す時が来た。19日に同地で開催されるのが、JFLのFC大阪―鈴鹿ポイントゲッターズ戦。1929年に開場した日本初のラグビー専用スタジアムでサッカーが行われるのは、99年のJ1リーグC大阪―名古屋戦以来、実に23年ぶりだ。吉村洋文大阪府知事らも来場予定の一戦。FC大阪の近藤祐輔社長(35)が期待感を口にした。

 「ホームタウンの東大阪が盛り上がってくれるのが一番大事。カズさんを見たいと言う方など、いろんな人が楽しみにしてくれているので、歴史的な一歩を気持ち良く踏み出したい」

 20年に自クラブを含む企業連合が花園ラグビー場などの指定管理者に選ばれてから、ラグビーの聖地と呼ばれる第1グラウンドで試合を開催するのは初めて。ラグビーとの共存共栄を掲げる中、サッカー開催のきっかけとなったのは、カズこと鈴鹿のFW三浦知良の存在だった。

 「カズさんがJFLに来て、我々との試合もある。第1グラウンドを使う理由として多くの方に納得してもらえる形として、このタイミングになりました」。ケガを抱えるカズの出場は現時点で流動的ながら、注目を集める舞台となるのは間違いない。約1万人の観衆が駆けつける可能性もあり、花園が今までとは違う熱気に包まれそうだ。(西海 康平)

 ▽FC大阪 1996年に創設され、大阪府リーグと関西リーグを経て15年からJFLに参戦。20年にJリーグ百年構想クラブとして承認され、昨年にJ3クラブライセンスの交付が承認された。東大阪市をホームタウンとし、服部緑地陸上競技場や花園ラグビー場の第2グラウンド、Jグリーン堺などで試合を開催。今季は現在、4勝5分け2敗で16チーム中7位。

続きを表示

2022年6月17日のニュース