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パリ五輪世代の京都MF川崎、清水戦で戦列復帰か「モチベーション高い」 清水の同年代ライバルに闘志

[ 2022年5月12日 16:18 ]

清水戦へ向けて取材に応じる京都MF川崎
Photo By スポニチ

 京都MF川崎颯太(20)が、14日のリーグ清水戦(サンガS)で公式戦6試合ぶりの戦列復帰を果たす可能性が高まった。4月17日のリーグ柏戦以降は右膝痛のためベンチ外が続いていたが、12日の練習後に取材対応。「今は痛みがなく、夢中でサッカーを楽しめている」と笑みを浮かべ「チョウ(チョウ貴裁監督)さんから“行くぞ”と言われれば、最高の準備をしたい」と臨戦態勢を整えた。

 清水には同じパリ五輪世代のMF松岡大起とFW鈴木唯人が在籍する。「鈴木選手とは(3月の)ドバイ杯でも一緒にプレーして、結構喋った。得点が取れる選手ですし僕が潰したい。松岡選手は同じポジション。彼は高校3年生から出場している。世間の評価では僕よりもパリ五輪には近い存在と思われているけど、引っ繰り返すチャンス。モチベーションはとても高い」。同年代へのライバル心も隠さなかった。

 素速い攻守の切り替えからのボール奪取能力や、機を見た攻撃参加が持ち味のボランチ(チームではホールディング7と呼称)。川崎の離脱とともに公式戦5試合連続で勝ち星なしとなっているだけに復帰は大きい。

 「スポーツに近い授業が多い。僕はサッカーをすることでお金をもらっているが、どこからお金が出ているかを理解することでスポンサーさんやサポーターさんへの気持ちは高まるし、サッカー選手として地域に何ができるかを考えるキッカケになっている」。プロ選手と併行して現役大学生の顔も持つ20歳は取材後、大学の講義を受けるために足早に去って行った。

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2022年5月12日のニュース