神戸が露1部ロストフMF橋本獲得に乗り出していることが判明　すでに正式オファー

橋本拳人
Photo By スポニチ

　神戸がロシア1部ロストフ所属の元日本代表MF橋本拳人（28）獲得に乗り出していることが25日、分かった。複数の関係者によると、既に正式オファーを提示。交渉は細部を詰める段階になっているという。

　ロシアによるウクライナへの侵攻を受け、国際サッカー連盟（FIFA）はクラブとの合意がなくてもウクライナとロシア国内クラブに所属する外国籍選手やスタッフらは6月末まで他クラブと自由に契約できるという特別処置を決定。橋本は2月下旬にSNSを通じて「身の危険は感じていませんし、生活も特に変わらず、練習も普通に行われてます」と発信して7日のリーグ・ソチ戦に出場していたが、その後は欠場が続いていた。

　神戸は今季、クラブワーストとなるリーグ開幕7試合で勝ち星がない。20日に三浦淳寛前監督との契約を解除し、リュイス新監督を迎えた。日本代表では国際Aマッチ通算13試合、ロシアの1年半でリーグ29試合8得点3アシストをマークしたMFの加入は、低迷するチームの起爆剤になりそうだ。

　◇橋本　拳人（はしもと・けんと）1993年（平5）8月16日生まれ、東京都板橋区出身の28歳。FC東京U―18から12年にトップ昇格。守備範囲の広さや展開力に秀でており、19年にJ1のベストイレブンに選出された。A代表は19年3月に初選出され、国際Aマッチ通算13試合1得点。J1通算132試合14得点。1メートル83、76キロ。利き足は右。