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鳥栖FW荒木駿太 恩師・小嶺さんに2桁得点で恩返しを

[ 2022年2月13日 05:30 ]

18日開幕 J1注目の新戦力

鳥栖MF荒木駿太
Photo By スポニチ

 昨年の全日本大学選手権(インカレ)でMVPを獲得。駒大から鳥栖に加入した即戦力ルーキー・荒木駿太は圧倒的な運動量と強靱(きょうじん)なメンタルを武器に「一番勝負したいのはトップ下。真ん中で動き回ってみたい」と目を輝かせる。

 昨季7位と躍進したチームは川井健太新監督と19人の新戦力を迎えた。指揮官が描く選手主導のスタイルに、荒木は「戦術的なことを覚えることに苦労している」と苦闘しながらも「技術面では負けても、気持ちや運動量の強みを出せればスタメンにも近づける」と確かな手応えも得ている。指揮官も荒木ら6人の大卒新人に「勢いを求めたい。全員が開幕戦から先発もしくはベンチに入れるくらいになってほしい」と期待を寄せる。

 先月7日、長崎総合科学大付高の恩師・小嶺忠敏監督が亡くなった。「プロになった姿を見せたかった…」。悲痛な思いを胸に荒木は恩返しの活躍を誓う。「まずは全試合出場、2桁得点が目標。気持ちの強い選手になりたい」。

 ◇荒木 駿太(あらき・しゅんた)1999年(平11)10月24日生まれ、福岡県篠栗町出身の22歳。小1で4歳上の兄・良太さんの影響でサッカーを始める。勢門ウイングス―ルーヴェン福岡。高校は兄と同じ長崎総合科学大付へ。高2、高3で全国選手権出場。駒大4年で関東大学リーグ戦1部ベストイレブン、インカレ優勝、MVP。ポジションは高校で左サイドハーフ、大学はボランチも経験。1メートル69、64キロ。目標の選手は田中碧(デュッセルドルフ)、原口元気(ウニオン・ベルリン)、ヘンダーソン(リバプール)。利き足は右。

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2022年2月13日のニュース