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鈴鹿FWカズが実戦デビュー!長距離移動の味方「エアー」クッション40人分届くサプライズも

[ 2022年2月6日 05:30 ]

ゴール前でパスを受け好機を作る鈴鹿・三浦知良(撮影・亀井 直樹)
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 JFL鈴鹿ポイントゲッターズに加入したFW三浦知良(54)が5日、四日市大との練習試合(5―0)で実戦デビューした。経験ある選手がそろった3本目に2トップの1角として出場。同17分には山内との連携で一気にゴール前に迫り、見せ場をつくる。ただ最後に選択したのは「シュート」ではなく「パス」。カズ自身も悔やむ内容となった。

 「自分で行ける場面でパスしてしまった。強引さがあっても良かった。イメージとしては1回渡したら、もう1回戻ってくると思っていた。実際は真ん中が空いていたので行けたと思う。一番悔やまれる」。この日は23分間プレー。まだ新天地に加入して6日目。課題を1つ1つ見つけ、クリアーしながら開幕に備えていく。

 雪も舞う中での鈴鹿デビュー戦。大学相手の練習試合ながら両親、りさ子夫人も駆け付け、観衆は665人、会場周辺には立ち見客も出た。JFL公式戦でも使用するAGF鈴鹿陸上競技場はこの日、茶色の芝だったが、それすらもカズはポジティブに笑う。「国立競技場だね、80年代の。トヨタ杯をイメージしました」。カズ自身、日本代表で22戦29点、J1で30戦20点(いずれも歴代最多)を決めた栄光のピッチに重ねていた。

 試合後にはカズがパートナー契約を結ぶ「西川産業」から長時間座っても疲れにくいクッション「エアーポータブル」が40人分届くサプライズ。JFLの移動はバスによる長距離遠征も少なくないが、これで心配無用だ。カズも「皆、高級腕時計をもらったみたいに喜んでくれた」と仲間の反応が嬉しそうだった。3・13開幕へ、ピッチ内外で準備が着々と進む。

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2022年2月6日のニュース