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「J―GREEN堺」塩谷瑛利さん C大阪でのマネジャー経験生かして施設管理 音楽などの誘致にも意欲

[ 2021年10月20日 11:45 ]

J-GREEN堺で事業部アシスタントマネジャーを務める塩谷瑛利さん
Photo By スポニチ

【ピッチ外のスペシャリスト 「J―GREEN堺」事業部アシスタントマネジャー塩谷瑛利さん】

 大阪府内で阪神高速湾岸線を走ると、眼下に広大なグラウンドが見えてくる。天然芝5面に人工芝11面、フットサルコート8面、さらに宿泊施設まで兼ね備えた『J―GREEN堺』。日本代表から子どもまで、誰でもサッカーなどができる巨大施設で塩谷瑛利さん(36)は事業部アシスタントマネジャーとして働いている。

 「グラウンドをいかに稼働させるか、というのが主な仕事です。使ってもらえそうな人に施設の魅力を伝えたり、大会が開かれる時は担当者との打ち合わせなどもあります」

 それ以外の業務も多岐にわたり、電話対応に施設の見回り、備品の修理や大会の準備。グラウンドが埋まる土日は休む暇もない。

 以前はC大阪のトップチームでマネジャーを務めていた。東住吉区出身で、小学生の頃から自転車で長居に通い、ゴール裏でC大阪を応援していた。憧れのクラブに就職し、当初はスクールコーチとして働き始め、マネジャーを担ってから5年目の冬。15年12月7日、チームが昇格プレーオフの末にJ1復帰を逃した翌日に契約満了を伝えられた。

 「昇格できなかったけど“来年もまた頑張ろう”と思っていた矢先で…。本当に絶望的でしたね」

 食事が喉を通らず、1週間で3キロ痩せた。夫人と、来年から幼稚園に通う子どもをどう養っていけばいいのか。先が見えない状況の中、マネジャー仲間だった知人から「今までやってきたことを生かせると思うよ」とJグリーン堺の仕事を紹介された。ほぼ同時期に、あるJ1クラブからマネジャーとしてのオファーも受けた。心は動いたが、地元大阪で新たな仕事に就くことを決めた。

 「マネジャーの経験がめちゃくちゃ生きています。でも、一番大きいのは人とのつながり。セレッソ時代にお世話になった人から“グラウンドを借りたい”などと連絡をもらうこともあって、本当にうれしいです」

 コロナ禍で今年4月から6月中旬まで休館となったが、現在は利用者が戻ってきている。今後、サッカーはもちろん、ほかのスポーツやイベントなどの誘致にも意欲的だ。

 「ラグビーやアルティメットなどの利用者もいるし、以前はドッジボール大会や企業の運動会、地元の方が集まるフェスティバルもあった。例えば音楽ライブを開いてもいいかもしれないし、J―GREEN堺がもっと多くの人が集まる場所になればいいですね」

 日々の業務に追われながらも、大きな目標を持って仕事に携わっている。(西海 康平)

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