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なでしこ「熱男」池田新監督 候補合宿初日から熱血指導

[ 2021年10月19日 05:30 ]

<サッカー女子日本代表練習>清水(左)らイレブンの練習を見つめる池田監督(左から2人目)(撮影・西海健太郎)
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が18日、千葉・JFA夢フィールドで候補合宿をスタートした。今月1日に就任した池田太新監督(51)の下、国内組23人で初始動。選手から「熱男(あつお)」のニックネームで親しまれる熱血指揮官は、初日から声を張り上げて指導するなど、愛称通りのキャラ全開で盛り上げた。23年W杯、そして24年パリ五輪へ“熱男イズム”をチームに注入していく。

 暗がりのピッチに池田新監督の声が響き渡った。新体制でスタートした国内合宿。初日から身ぶり手ぶりに加え、大声を張り上げて熱血漢ぶりを披露した。そのハツラツさを報道陣に問われると「お恥ずかしい」と、苦笑いを浮かべたが「選手たちはリラックスし、いい表情で動いてくれた」と振り返った。

 18年のU―20女子W杯で初優勝に導くなど、主にアンダー世代を指導。試合前のミーティングでは涙ながらに思いを伝えるなど、その熱血ぶりにヤングなでしこたちから“熱男”と呼ばれてきた。今合宿では指揮官の教え子も多く招集されており、愛称はすでに選手間でも浸透している。今夏の東京五輪は8強に終わり、元主将の澤穂希さんからは「勝ちたい気持ちがあったのか」と厳しい声も飛んだ。池田監督の熱が選手の情熱、気迫を呼び起こす一助にもなり得る。「世界へ挑戦する強い気持ちを持っている」と、新指揮官は力を込めた。

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2021年10月19日のニュース