福岡、すごいぞ大金星！　今季25戦無敗の川崎Fに、クルークス弾で土付けた「とてもうれしい」

明治安田生命J1第26節   福岡1－0川崎F （ 2021年8月25日    ベススタ ）

＜J1、福岡・川崎＞後半21分、ゴールを決め、喜ぶ福岡・クルークス（右から2人目）と選手たち（撮影・中村　達也）
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　アディショナルタイムの目安の4分を過ぎると、スタジアムは試合終了を待つ手拍子に包まれた。ホイッスルの瞬間、今季25戦無敗だった王者・川崎Fを破った福岡の選手たちの歓喜で沸いた。

　長谷部監督らが「黒星をつけるチャレンジを」と臨んだ一戦。守備の要であるDFグローリを累積警告で欠くなど、前節の名古屋戦からスタメン9人が入れ替わった中、久々に先発出場した選手たちが躍動。後半21分に4試合ぶりに先発出場したMFクルークスがペナルティーエリア外から左足を振り抜いて値千金の先制ゴールを決めた。「とてもうれしい。（決勝弾は）練習後の自主練習でやってきたことを出せた」とクルークス。このリードを守り切った。

　4月に行われたアウェー戦は1―3で敗れたが、この日は守備陣が無失点に抑えた。3月13日の徳島戦以来のスタメンとなったFW城後が前線から献身的なプレスでピンチの芽をつみ、GKの村上が体を張って相手の決定機を阻止。終盤はディフェンスを1枚増やす5バックで王者の猛攻をしのいだ。

　指揮官は「自分たちのスタイルを前面に出しながら、選手がよく戦ってくれた。この勝利は、今シーズンの最後までつながっていくと思う」と選手を称えた。無敗の王者に土をつけるホームでの大金星。これ以上ない勢いで次節以降に向かう。