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ロストフ・橋本 代表アピール弾!「点取れる」第3のボランチ 遠藤航&守田に負けん

[ 2021年8月24日 05:30 ]

ロシア・プレミアリーグ   ロストフ2―1ニジニーノブゴロド ( 2021年8月22日 )

ニジニーノブゴロド戦にフル出場したロストフの橋本
Photo By 共同

 ロシア・プレミアリーグ・ロストフの日本代表MF橋本拳人(28)が22日、敵地でのニジニーノブゴロド戦で今季初ゴールを決めた。0―1の前半36分、左足で同点弾を奪いチームの逆転勝利に貢献。来月2日に始まるW杯カタール大会アジア最終予選へ向け、26日に代表発表が行われる直前に「点を取れる」ボランチとして猛アピールした。

 ボールがゴールに吸い込まれるのを見届けると、橋本は両手でガッツポーズをつくって雄叫びを上げた。劣勢のチームを救う値千金の同点弾。味方が敵陣でボールを奪うと小さく首を振ってスペースを確認し、ペナルティーエリア内に進入しながらパスを受けて左足を振り切った。

 チームの逆転勝利に貢献するとともに、森保監督にも猛アピールだ。9月2日のオマーン戦を皮切りに、W杯アジア最終予選がスタート。今月26日にはオンラインでメンバー発表が行われる。橋本が主戦場とするボランチは激戦区。昨季のドイツ1部で“デュエル王”となった遠藤航や、守田だけでなく、東京五輪で4強の原動力になった田中や板倉ら才能ある若手もひしめいている。

 現状、森保ジャパンの2ボランチは遠藤航と守田の安定感のあるコンビがファーストチョイス。しかし、橋本も定位置奪取を虎視眈々(たんたん)と狙っている。6月の代表活動の際には「成長し続けない限りこの場所には残れない。突き抜けないと次から選ばれるのは難しい」と危機感を募らせ、個のレベルアップを強調。特長のボール奪取に加えて攻撃面を磨く重要性を話した。

 「チャンスをつくるようなパスや立ち位置を考えないといけない。もっと前にいれられる位置でボールを受けないといけないし、先の展開を見ながらポジションを取らないと」

 その意識が結実した今季初得点。勢いのまま代表での定位置争いにも名乗りをあげ、唯一無二のボランチへと突き進んでいく。

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2021年8月24日のニュース