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柏が連勝 ATで2年目細谷が逆転弾

[ 2021年8月9日 23:30 ]

明治安田生命J1リーグ第23節   柏2―1神戸 ( 2021年8月9日    ノエスタ )

後半、競り合う柏・細谷(右)と神戸・サンペール
Photo By 共同

 東京五輪のため中断していたJ1リーグがこの日から再開され、敵地に乗り込んだ柏は神戸を2―1で下した。後半アディショナルタイムに高卒2年目のFW細谷真大(19)が逆転弾を決め、チームに2連勝をもたらした。

 ボール保持を主体とする神戸を相手に、守備ブロックを形成し手堅く守った。後半20分にFWクリスティアーノ(34)のチームトップとなる今季4ゴール目で先制。すぐさま同点とされたが、ドラマは6分のアディショナルタイムに待っていた。カウンターの流れから、途中出場の細谷が冷静に右足でゴールへ流し込んだ。試合後には「クリスがちゃんと(自分を)見てくれていた」と背番号9のお膳立てを喜んだ。

 この日は、先月に浦和から完全移籍で加入した元日本代表FW武藤雄樹(32)がトップ下で初先発。得点こそなかったが、中盤のスペースでボールを引き出し攻撃の起点となり、守備では相手攻撃の心臓部を担うMFサンペールに仕事をさせない活躍ぶり。デビュー戦後には「何か違いを見せなきゃいけないと意気込んで入った。勝利に貢献できた部分があると思っているので良い一戦になった」と満足げに振り返った。

 リーグ直近4戦で3勝1敗とチームの調子は右肩上がりの中、次節は14日に首位の川崎Fと対戦。「負けるわけにはいかない。チーム全員でハードワークしたい」と細谷。本拠地で昨年度王者から白星を奪う。

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2021年8月9日のニュース