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冨安 銅メダル獲得へ「あとはもう気持ちしかない」

[ 2021年8月5日 05:30 ]

練習で軽快な動きを見せる冨安(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 サッカー男子代表は6日、3位決定戦でメキシコと対戦する。勝てば1968年のメキシコ五輪以来53年ぶりの銅メダル。敗戦から一夜明けた4日、スペイン戦で累積警告で出場停止だったDF冨安健洋(22=ボローニャ)が、気持ちを切り替え、歴史に名を刻むことを誓った。

 スペイン戦の敗戦から一夜明け、冨安はサブ組に交じって汗を流した。いつもと変わらぬ明るい雰囲気だが、内実は違う。「正直まだ切り替え切れていない選手はいると思う。それでも試合はやってくる。フィジカル面も限界がきている選手が多いので、あとはもう気持ちしかない」。自身が累積警告で出場できなかった悔しさを隅に置き、チームを奮い立たせるようメキシコ戦に視線を向けた。

 金メダルの夢が散った試合後、12年ロンドン五輪で3位決定戦に敗れたOA枠の吉田が「オリンピアンとメダリストは違う」とチームを奮い立たせた。冨安も「求めていた金メダルではないけど、銅メダルで歴史に名を刻めれば」とし、「僕はこのチームが好き。このチームで勝って終わりたい」と続けた。

 1次リーグのメキシコ戦は先に久保の先制点と堂安のPK弾で得点を奪い、試合を有利に進めた。「そう簡単にいかないかもしれないが、後ろがゼロで抑える時間を長くできるかが大事」と守備の役割を見据えていた。

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2021年8月5日のニュース