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鳥栖・酒井 後半46分に値千金の同点弾 勝ち点1を奪取「ゴール前のボールには全部反応しようと」

[ 2021年7月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第21節第3日   鳥栖1-1広島 ( 2021年7月3日    Eスタ )

 広島―鳥栖 広島と引き分け、タッチを交わす鳥栖イレブン=Eスタ
Photo By 共同

 鳥栖がアウェーで広島と対戦し、後半46分に途中出場のFW酒井宣福(28)が貴重な同点ゴールを決め、引き分けに持ち込んだ。東京五輪日本代表入りを正式に果たしたFW林大地(24)は厳しいマークで得点できず苦しんだが、諦めず勝ち点1をもぎとった。

 鳥栖が土壇場で貴重な勝ち点1をもぎ取った。1点を追う後半46分、試合終了間際のアディショナルタイムにFW酒井の意地の同点ゴールがさく裂した。金明輝(キムミョンヒ)監督は「広島さんも力がある中でピンチもあったし、しっかり勝ち点1を取れて良かった」と、敵地で負けなかった選手たちの粘り強さを労った。

 6月23日の横浜戦で今季初の複数失点の0―2で敗戦し、順位を6位に落として臨んだ試合。上位に食らいつくためにも連敗は絶対に許されない一戦で、後半17分に先制されながも終了間際に追いついた。

 途中出場で結果を出した酒井は「ゴール前に入ってくるボールには全部反応しようと思っていた」。小屋松からのパスを押し込んだ殊勲弾に胸を張った。7日に迎える福岡との天皇杯3回戦へ「自分たちの強みを前面に出して次のステージに進めるように」と意気込んだ。

 正式に東京五輪代表メンバー入りしたFW林は先発出場も厳しいマークで不発に終わり「しっかり勝ってチームを離れたかった」と悔しさをにじませた。五輪出場の夢を果たしたことには「鳥栖に入って使ってもらって、今の順位で戦えてるからこそ」とチームメートや監督、スタッフらに感謝。「金メダルを目指したい」と力強く誓った。

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2021年7月4日のニュース