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C大阪・大久保は「日本NO・1のストライカー」 豊川、加藤ら若手に経験を還元

[ 2021年3月13日 21:32 ]

明治安田生命J1第4節   C大阪4―1横浜FC ( 2021年3月13日    ニッパツ三ツ沢球技場 )

<横浜FC・C大阪> 後半、勝ち越し弾を決め、祝福される大久保(左) =撮影・光山 貴大
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 横浜FC戦で今季5得点目を奪い、開幕から5戦5発と圧倒的な数字を残すC大阪の元日本代表FW大久保嘉人(38)。ピッチでの結果だけでなく“生きたお手本”としても貢献している。

 今オフ、15年ぶりにC大阪へと復帰。始動から過酷な自主トレで自分を追い込み、その肉体と衰えない嗅覚、新たな仲間との感覚がかみ合い、ゴールを量産している。開幕から2トップを組み、この日に今季初ゴールを挙げたFW豊川雄太は言う。

 「日本NO・1のストライカーだと思うし。その人と一緒にできていることは幸せ。“点を取れるところを知っているな”というのは、一緒にやっていて感じます」

 この日、記念すべきJ1初ゴールを決めたのはFW加藤陸次樹。J2金沢から新たに加わった大卒2年目にとっては、最高のお手本となっているようだ。

 「シュートの打ち方で、いつも“どうやって打っているんですか?”と質問していて。でも、自分が真似できる打ち方をあんまりしていなくて“自分の打ち方を決めた方がいい”と言ってもらって。動き出しなどは見ながら勉強をさせてもらっています」

 C大阪が育成型クラブへと再び梶を切った今オフ、その中で38歳の大久保を獲得した際には批判の声が集まった。ただ、獲得に至った一つの理由が、若手の見本になる、というもの。幾多の戦いを積み重ねてきたストライカーは、その経験もチームに還元している。

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2021年3月13日のニュース