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DF増川隆洋が引退会見、楢崎正剛氏がサプライズ登場「体が大きすぎてシュートが見えなかった」

[ 2021年2月18日 13:43 ]

神戸時代の増川隆洋(14年撮影)
Photo By スポニチ

 前日17日に現役引退を表明したDF増川隆洋(41)が18日、オンライン会見を開いた。J2京都を退団した19年以降は無所属だったが「最後のシーズンは負傷で1試合も出られず現役続行の道を探っていた」。だが「コロナ禍もあって上手くいかず、そのうちに発表のタイミングを逃した」といい、21年シーズン開幕前に決断した。

 会見には元日本代表GKの楢崎正剛氏(現名古屋スペシャルフェロー)もサプライズ登場した。2人は05年から13年まで名古屋守備陣を支え、10年にはクラブ初のリーグ優勝に貢献。楢崎氏は「マス(増川)は体が大きくて前が見えづらく、なかなかシュートも見えない状況が多かった」と1メートル91の巨漢をイジり「でも僕の前でシュートブロックしてくれていた。クラブ良い歴史を一緒に作ることができて良かった。またどこかで一緒に仕事ができれば」と労った。

 プロ生活17年。各クラブの思い出は以下。

 福岡(03~04年) 「アマチュア時代は戦術とか意識してプレーしたことがなかった僕に指導してくれた松田浩監督、倉田安治さん(ヘッドコーチ)。サッカーは周りを意識しながらプレーするのだと学び、そこで一つ前に進めた」

 名古屋(05~13年)
 「やっぱり優勝した試合(10年11月21日・湘南戦)はすぐに思い出せる。僕自身、大きな大会でタイトルを取ったことがなく、凄く大きな出来事だった」

 神戸(14~15年)
 「10年ぶりに地元に戻ってプレーできる喜びがあった。2年目は結果が出なかったけど、海と山が近く、お洒落な町。楽しかった思い出が多いですね」

 札幌(16~17年)
 「初の雪国で未体験ゾーンだったけど、札幌の方々は温かかったです。(16年4月23日の)C大阪に勝った試合。あれはチームがJ1昇格へ向かう分岐点になったと思う」

 京都(18~19年)
 「チームの昇格に貢献できず、2年目は特に申し訳なかった。その中でこのような会見を開いてくださったクラブのご厚意に御礼申し上げます」

 今後はすでに福岡県で始めている児童発達支援にかかわる会社の経営に尽力。そして「いつか指導者に、若い選手の育成とかできれば良い」と口にした。

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2021年2月18日のニュース