マンU　仏リヨンからFWデンベレ獲得、チェルシーとの争奪戦制した

　イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが、フランス1部リヨンから元U―21代表FWムサ・デンベレ（23）を移籍金6180万ポンド（約81億円）で獲得することで合意したと、13日付の英紙デーリー・エクスプレス（電子版）が報じた。

　マンチェスターUは、昨夏にインテル・ミラノ（イタリア）へ放出したベルギー代表FWルカクに代わるストライカーの補強に動いており、チェルシーとの争奪戦を制したという。

　デンベレはフラム（イングランド）、セルティック（スコットランド）を経て2018年にリヨンに加入し、2シーズンで公式戦88試合で42得点と活躍。今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響により打ち切りとなるまで、18得点のFWエムバペ（パリSG）とベンエデル（モナコ）に次ぐリーグ3位の16ゴールをマークしていた。

　金満といわれてきたプレミアリーグのクラブも公式戦中断による収入減で資金難に直面している中で、地元メディアでマンチェスターUはチェルシーとともに財政面で余裕があると伝えられており、今夏の移籍市場の目玉とされるドルトムント（ドイツ）のイングランド代表FWサンチョを獲得する可能性も浮上している。