×

J3沼津・森 “後輩”にエール「今は頑張ることが一番大事」

[ 2020年4月28日 13:31 ]

高校生へエールを送るJ3沼津のMF森夢真
Photo By スポニチ

 J3沼津のMF森夢真(18)が“後輩”にエールを送った。

 新型コロナウイルスの影響で前日26日に全国高校総体の史上初の中止が決定。「かわいそうだけど、自分のように最後の選手権で活躍すればプロの道は開ける。絶対にどこかで見ていてくれるので今は頑張ることが一番大事」と高校生に努力を続けることの大切さを強調した。

 自身は三重・四日市中央工時代に2年連続で全国高校総体に出場。3年だった昨季は、背番号10で主将を務めた。「県内で負けられないというプレッシャーがあった」が重圧をはね返して、包囲網を突破。新人大会、県総体、選手権県大会と県内タイトルを総なめにした。今冬の全国高校サッカー選手権大会では3回戦まで3戦連続ゴールを決め、計5得点で、静岡学園・岩本悠輝と並んでランキングトップに立ち、8強入りに貢献。高校集大成の舞台が、沼津のオファーを導いた。

 「(四日市中央工出の)浅野拓磨選手(25=セルビア・パルチザン)が2年で活躍した決勝(11年度。千葉・市船橋が四日市中央工に延長で2―1で勝利)を見て四中工に入った。ベスト8に入れたのは自分の財産」。

 沼津は8日から活動休止中で、開幕時期も未定。「一年通して試合に出ると決めてきましたし、自分は頑張るだけ。折れないようにやっていきます」。諦めずに成長を続ければ、道は開ける。これはサッカーだけでなく、学生生活にもに通じる。今春、高校を卒業した“先輩”が“背中”で手本を見せていく。(畑 大地)

 ◆森 夢真(もり・ゆま)2001年(平13)7月2日生まれ、三重県出身の18歳。川島小1年から川島SSでサッカーを始める。アフェラルセ四日市から進んだ四日市中央工では3年で三重県の新人大会、総体、選手権と3冠達成。全国高校選手権ではベスト8。今季、沼津加入。利き足は右。家族は両親、兄。1メートル70、70キロ。血液型A。

続きを表示

2020年4月28日のニュース