カズ 全体練習に合流 マイブーム「男はつらいよ」観賞で寅さんに自分を重ねる

[ 2020年1月31日 05:30 ]

横浜FCのカズ
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 横浜FCは30日、宮崎・日南キャンプ3日目に突入し、左臀部(でんぶ)痛で出遅れていたFW三浦知良(52)だが、全体練習に部分合流するなど負荷の高いメニューを消化。今後は2月8日の練習試合を経て23日の開幕戦(対神戸)出場を目指す青写真も見えてきた。宿舎では映画「男はつらいよ」シリーズを観賞し、主人公の寅さんに自らの人生を重ね、共感したことを明かした。

 もう左臀部痛の影響は感じさせない。まだ、部分的だが、カズが全体練習に合流した。相手守備の「崩し」をイメージしたパス練習にも加わり軽快にプレー。「キャンプ終盤の練習試合には関わりたい。開幕戦に合わせる?そのつもり!」。今後は2月8日のJ2福岡戦で実戦を積み、23日の開幕戦に照準を定める。

 全体練習から離れた後も腰にチューブを巻いたダッシュなど心拍数を計測しながら負荷の高いメニューを消化。初日こそ、練習合流を回避したが、あくまで開幕を見据えて自重したもの。「ウズウズする」気持ちをグッと抑えてきた。近日中には完全合流予定だ。

 焦る気持ちを抑え、我が道を貫くには最高の“お供”もあった。宿舎でカズが今、はまっているのが映画「男はつらいよ」観賞だ。「もう15、16作は見てる。若い頃も見たけど、この年になって見るといいねぇ」。女優・松坂慶子がマドンナ役を務めた回に始まり、好きなマドンナ役の作品をチョイス。その後、再び第1作から順番に8作まで振り返りながら観賞している。

 なぜ今、寅さんなのか――。カズは「何となく自分もそんな感じだから」と笑う。時代に流されず、好きなことを貫く。毎度、マドンナ役に恋をするが、成就はしない。決まって騒動を起こすが、人情味にあふれ、優しさやクスッとさせる一面を持つ永遠の愛されキャラだ。実は両者とも2月26日生まれ、高校中退の経歴まで酷似している。負傷と向き合いながらも前へと突き進むカズには、共感する部分も多かった。

 2月16日にはルヴァン杯広島戦、同23日にJ1開幕戦が控える。「(チームが)いい状態でスタートし、自分もその中で貢献できれば。皆がアシストしたいと言ってくれる。それに応えたいね」。生まれは静岡、育ちはブラジル。姓は三浦、名は知良。人呼んでキング・カズ。日本サッカー界が誇る希代のエンターテイナーが、ピッチを上げてきた。

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