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メルカリが鹿島の経営権取得「さらにビッグクラブとなるべく成長を」

[ 2019年7月30日 18:34 ]

<メルカリ、鹿島アントラーズへの経営参画 記者発表>握手を交わす(左から)日本製鉄株式会社・津加宏執行役員、株式会社鹿島アントラーズFC・庄野洋代表取締役社長、株式会社メルカリ・小泉文明取締役社長兼COO(撮影・吉田 剛)
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 フリーマーケットアプリ大手のメルカリは30日、J1鹿島の経営権取得を発表した。鹿島が発行する株式の61・6%(約16億円)について、日本製鉄から譲渡を受けることで契約を締結。この日、都内で行われたJリーグの理事会において承認された。本株式譲渡完了後(8月30日予定)、速やかに新体制を公表する。

 メルカリ社は17年に鹿島とオフィシャルスポンサー契約を締結。そして今回、さらなる「顧客層の拡大」「ブランド力の向上」「ビジネス機会の創出」を掲げ、経営参画するに至った。発表後には都内で会見が行われ、株式会社メルカリの小泉文明取締役社長兼COOは「一緒にアントラーズを更に強くしていきたい。日本を代表するチームの経営をサポートできるということで非常にわくわくしている」と話した。

 また、会見に同席した株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの庄野洋代表取締役社長は「フットボールを取り巻く環境は非常に激変している。そういう中で、我々はこの26、27年間比較的成功してきたが、さらにビッグクラブとなるべく成長を求めていく。クラブとして受け継がれてきた伝統やフィロソフィーは継承しつつ、変えるべきものは変えていく」と語った。

 日本製鉄は住友金属工業時代の1991年に行政・地元クラブなどと鹿島アントラーズを立ち上げ、30年近く筆頭株主を務めてきた。今後も主要な株主として同社の経営には関与する。

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2019年7月30日のニュース