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FC東京 久保で“鬼門”アウェー浦和戦突破だ 今季初弾期待

[ 2019年3月29日 05:30 ]

16年ぶりの埼玉スタジアムでの勝利へ、得点に期待がかかる久保
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 4戦無敗の勝ち点10でリーグ首位を走るFC東京は30日、アウェーで浦和と対戦する。埼玉スタジアムでの浦和戦は03年に1―0で勝利して以降、2分け12敗と白星がない。首位固めに向け鬼門突破が求められる中、長谷川健太監督(53)はA代表入りも浮上したU―22日本代表MF久保建英(17)の今季初ゴールに期待を寄せた。

 “平成が生んだ至宝”久保が負の歴史に終止符を打つ。FC東京にとって埼スタは04年以降、14戦勝ちなし(2分け12敗)の鬼門。大の苦手とする敵地で16年ぶりの勝利を呼び込む救世主として期待されるのが久保だ。

 長谷川監督は「相性は良くないがビッグクラブ相手に勝ち点3を取りたい」と鋭い視線で大一番を見据える。そんな中、昨季より一回りも二回りも成長した姿を見せ、今季から先発に定着した17歳を満を持して送り出す。日本代表とU―22代表を兼任する森保一監督(50)は27日に、6月のA代表戦で久保を初招集する可能性を示唆した。長谷川監督は「まだ得点がない。結果を出していけば、そういう評価になっていく」と慎重な姿勢を示しつつ「今のプレーを続ければ自然と突き抜ける」と厳しくも温かい言葉をかける。

 埼スタで勝利をつかむために、これまでクラブは宿泊するホテルの変更、ホテルから会場へのルートの変更、さらには使用ロッカーの配置換えなど、験担ぎを含めあらゆる手段を講じてきたが、結果に結びつかなかった。だが、今季は久保がいる。「現状に満足することなく常に上を目指していけたら」。次のステップも現実味を帯びてきた天才レフティーが、負のスパイラルを断ち切る。

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2019年3月29日のニュース