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J2福岡FWヤン、出場2戦2発 新天地で存在感「2試合で1点は決めたい」

[ 2019年3月28日 05:30 ]

練習中に福岡・ペッキア監督(左)から指示を受けるヤン・ドンヒョン
Photo By スポニチ

 J1C大阪からJ2福岡に完全移籍したFWヤン・ドンヒョン(32)が、加入後に出場した試合で2戦2発。新天地で存在感をみせつけている。

 今月11日に移籍が発表されたヤンは、直後の17日に行われた第4節の敵地・岡山戦に出場。チームは1―2で敗戦したが、加入後初戦で1得点を奪ってみせた。続く第5節の敵地・新潟戦でも1ゴールの活躍をみせ、これが決勝点となり1―0の勝利に貢献。開幕から4戦未勝利で最下位に苦しんでいたチームに待望の初白星をもたらした。

 「チームが良くない状態で来ることになってプレッシャーがあった。でも、点を取って勝利したので、ほっとした」

 移籍後すぐに結果が出せていることには「J1とJ2はスピードや体のぶつかり方に違いを感じるが、チームのみんなが合わせてくれる」と感謝。周囲との連携が深まれば「壁になるプレーに自信がある。まわりの選手に自分がサポートできると思う」。アシストでも力を示す手応えを感じている。

 次戦第6節は、ホームで今季未勝利の最下位、千葉と対戦する。福岡も今季はホームで2戦未勝利。3戦目のホームとなる今節で、なんとしてもサポーターに勝利を届けたいところだ。「千葉は順位も下だし絶対に負けてはいけない相手」。サポーターに「救世主」と称えられ、一気に心をつかんだ絶好調の新加入アタッカーは表情を引き締めた。今季ホーム初星を引き寄せる3戦連発への大きな期待も背負う。

 「自分のポジションはストライカー。2試合で1点は決めたい」。頼もしい決意を口にした。

 5試合目でJ初勝利をあげたファビオ・ペッキア監督(45)は「気持ち良かった」と率直な喜びを話し「次の勝利はもっと気持ちいいだろう」と連勝へ自信。ヤンについては「欲しかった選手の一人」と評し「エリアの中で多くゴールチャンスを作れる選手。もっと彼を使うべきだと思っている」と大きな信頼を寄せた。

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2019年3月28日のニュース