×

CL決勝T“明暗対決”に注目!絶好調マンU 絶不調PSG撃破へ自信

[ 2019年2月12日 09:00 ]

マンチェスターUのスールシャール暫定監督(AP)
Photo By AP

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントが12日に開幕する。16チームによる1回戦で注目カードは、12日に第1戦が行われるマンチェスター・ユナイテッド―パリ・サンジェルマンの“明暗対決”。マンチェスターUは昨年12月にオーレグンナー・スールシャール暫定監督(45)の就任後、公式戦11戦10勝1分け無敗と絶好調。一方でパリSGはエースのブラジル代表FWネイマール(27)をはじめ負傷者が続出している。

 若きOB指揮官の自信が言葉に表れていた。初采配となる欧州CLに向けてスールシャール監督はUEFA公式サイトで「我々のサッカーに集中すれば、良い戦いができると思う」と語った。

 名門をV字回復に導いた。昨年12月に解任されたモウリーニョ前監督に代わって暫定監督に就任すると、リーグ開幕17試合で7勝しかできず勝ち点26の6位に低迷していた古巣を再建。9戦で8勝1分け無敗と一気に勝ち点25を積み重ねて4位に浮上させた。

 就任会見で「私の仕事は選手にもう一度サッカーを楽しんでもらうこと」と語ったように、選手との関係を改善してモチベーションと本来の能力を引き出した。その象徴が前監督と確執が伝えられたフランス代表MFポグバ。守備の負担を減らしてインサイドハーフで起用して攻撃力を発揮させると、リーグ9試合で8得点5アシストと大活躍。9日のフラム戦でも2得点を挙げたポグバは「みんなに喜びと自信を与えてくれた。チームの雰囲気が良くなり一丸で戦えている」と新監督に感謝した。

 主に4―3―3布陣で戦術に特別なものはないが、ポグバは「ボール保持率が上がったし、プレーの決まり事やパターンが増えて、みんながプレーしやすくなった」と証言。センターフォワードに固定されてリーグ8戦6発のFWラッシュフォードをはじめ攻撃陣が躍動し、リーグ平均得点は前監督時の1・7から2・6にアップした。

 スールシャール監督は「パリには素晴らしいFWがいるが、私の3トップもいい。ラッシュフォード、マルシャル、ルカク、サンチェス、リンガードが相手守備陣に挑めると思う」。手負いの相手にホームでゴールラッシュの先勝を狙う。

続きを表示

この記事のフォト

2019年2月12日のニュース