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森保J“秘密兵器”に鎌田!今季11戦9発 来年1月アジア杯で招集も

[ 2018年12月4日 05:30 ]

オイペン戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶシントトロイデンの鎌田
Photo By 共同

 ベルギー1部シントトロイデンのMF鎌田大地(22)が、来年1月にUAEで開幕するアジア杯での“秘密兵器”として急浮上した。日本代表の森保一監督が3日、約10日間の欧州視察を終え帰国。今季新天地で11試合9ゴールと得点を量産している鎌田に高評価を与えた。指揮官は選考基準に所属クラブでの継続的な試合出場を挙げており、サプライズ初招集の可能性は十分にありそうだ。

 その姿はしっかりと森保監督の目に留まっていた。今季、出場機会を求めてEフランクフルトからシントトロイデンに期限付き移籍した鎌田だ。11月25日のアンデルレヒト戦ではDF冨安とともに得点をマークし、強豪を撃破。この試合を視察していた指揮官は「チームに欠かせない存在として活躍している姿は頼もしかったです」と高く評価した。

 約10日間の欧州視察ではドイツにも滞在。デュッセルドルフで宇佐美、ドルトムントで香川、ブレーメンで大迫、ハノーバーでは原口、浅野らと会談したが真っ先に向かったのはベルギーだった。11月16日のベネズエラ戦で右膝を打撲した冨安の状態を確認するとともに、ゴールハンターとして覚醒した鎌田をチェックすることが目的だった。

 鎌田はトップ下が本職だが、主にFWでプレーする今季は既に11試合で9得点の大活躍。指揮官は「よりゴールに近いところでプレーしていて、結果も出ている」とうなずいた。代表に入る力はあるかの問いにも「十分あると思います」と言い切った。代表に招集する際の選考基準は「試合に出ている選手」を基本としている。香川がドルトムントで出場機会に恵まれない状況だけにアジア杯の隠し玉として絶好調の鎌田を初招集する可能性が急浮上してきた。

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2018年12月4日のニュース