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清水快勝 北川が2戦連発!6年半ぶりFC東京撃破で9位上昇

[ 2018年9月30日 05:30 ]

明治安田生命J1第28節   清水2―0FC東京 ( 2018年9月29日    味スタ )

<清水・FC東京>後半20分、先制点を決め喜ぶFW北川
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 清水は敵地でFC東京を2―0で下し、2戦ぶりに白星を挙げた。完封勝利は8月1日の鳥栖戦以来で10戦ぶり。FW北川航也(22)の2戦連発となる9得点目で12年4月から10戦勝ちなしだったFC東京を約6年半ぶりに撃破し、暫定9位に浮上した。

 攻撃陣の連係がかみ合わなかった前半の流れを断ち切った。後半20分、FWドウグラス(30)がペナルティーエリア外から低いシュートを放つと、相手GKにはじかれたボールに北川が反応。身を投げ出すようなヘディングシュートをネットに突き刺した。

 「こぼれるかな、と準備はしていた。そこにいたことが大事。チャンスがほとんどない中で、いるべきところにいられたことが調子の良さを表していると思う」

 21日の前節・G大阪戦(1―2)で10戦ぶりにゴール。「守備やシュート、点を取れていない時もやり続けたことがうまくつながった」。結果を出せずに苦しんだ2カ月は、ピッチ外でともに過ごす時間が長いGK六反勇治(31)からも多くの言葉をもらえなかった。「昨年だったらアドバイスをもらっていたかも。でもこの先、一人でやっていかないといけない」と自覚して乗り越えた。

 演出したドウグラスも後半36分にPKを決め、夏の加入から10戦7発と力を見せつけた。守備陣は3戦ぶりに先発したDF黄錫鎬(ファンソッコ)(29)を中心にラインを押し上げて粘り強く対応し、六反もスーパーセーブ。降格圏との勝ち点差を7に広げ、内容ともに大きな勝ち点3になった。

 ▼FWドウグラス (北川の得点は)トラップした瞬間打とうと思った。PKは狙い通り。勝てて良かった。

 ▼DF黄錫鎬 良い守備から良い攻撃ができた。チームメートのハードワークのおかげでゼロに抑えられた。

 ▼GK六反勇治 少しプランを変えて前半は堅めにいった。やっとゼロで抑えられて一区切り付いた。

 ▼MF白崎凌兵 後半は相手のやりたいことをやらせなかった。次を勝てばさらに上に近付ける。

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2018年9月30日のニュース