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健勇、左で決勝弾!エースが救った導いたC大阪リーグ戦初勝利

[ 2018年4月1日 05:30 ]

明治安田生命J1第5節   C大阪2-1湘南 ( 2018年3月31日    金鳥 )

後半、決勝ゴールを決め祝福を受けるC大阪・杉本
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 各地で7試合が行われ、ホームで湘南と対戦したC大阪は、後半41分に途中出場の日本代表FW杉本健勇(25)が決勝点を奪い、2―1で今季初勝利を飾った。FC東京DF森重真人(30)はG大阪戦で今季初ゴールを挙げ、3―2の勝利に貢献。ロシア大会へ向けて代表争いがし烈となる中、「W杯メンバー23人 代表サバイバル」と題し、毎節、注目選手のプレーぶりにスポットを当てる。

 これぞエースだ。1―1の後半31分、杉本は途中出場でピッチに送り出されると、その10分後だった。右サイドで縦パスに抜け出し、相手DFを巧みにかわしてペナルティーエリア内へ。豪快に左足を振り抜き、決勝弾を突き刺した。

 「(ゴールまで)全然、ボールを触っていなくて、宏太くん(水沼)から“おまえ、途中からなのに何もしてない”と言われていた(笑)。シュートは思いっきり打とうと」

 日本代表のベルギー遠征から戻ったのは2日前の29日。先発しながら不発に終わったウクライナ戦から中3日だった。W杯が迫る中でインパクトを残せず、試合にも敗れてチームとしても個人としても批判にさらされた。

 「厳しい声は承知しているけど、その声に惑わされてもあかん。ダメやったことを受け止めて自分で見つめ直さないといけない。しっかりと気持ちを切り替えてやりたい」。コンディションを考慮されてベンチスタート。だが、限られた時間でも大仕事をやってのけた。昨年8月の初招集から代表帰りの試合は4戦連発。C大阪にリーグ戦初勝利をもたらした。

 「俺はここでしかアピールできないんで。一つ一つ、集中してやっていきたい」。W杯のメンバー入りを懸けたサバイバル。チームで結果を残し続けることで、ロシア行きをたぐり寄せる。

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2018年4月1日のニュース