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日本を襲うジェズス&デブルイネ、絶好調マンCで競弾!クラブ新9連勝

[ 2017年11月7日 09:20 ]

プレミアリーグ・第11節   マンチェスターC3―1アーセナル ( 2017年11月5日 )

<マンチェスターC・アーセナル>先制ゴールを決めるデブルイネ(左)
Photo By AP

 首位マンチェスター・シティーが5日、ホームでアーセナルに3―1と快勝し、同一シーズンでクラブ新となるリーグ9連勝。開幕11戦不敗で、2位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差を8に広げた。公式戦は15連勝でクラブ記録を更新。ベルギー代表MFケビン・デブルイネ(26)が先制ゴール、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス(20)がダメ押しゴールを挙げるなど、日本代表と対戦する両代表の中心選手が絶好調のチームをけん引している。

 マンチェスターCのリーグ9連勝を決定づけたのは、20歳のブラジル代表ストライカーだった。2―1と1点差に詰め寄られて迎えた後半29分。同17分から出場したFWガブリエウ・ジェズスが、MFシルバの右折り返しを右足で押し込んだ。

 “不敗男”だ。ジェズスが、出場した公式戦で負けたのは母国パルメイラス時代の昨年10月29日サントス戦(●0―1)が最後。今年1月に加入したシティー、ブラジル代表を含めて1年間負け知らずで、自身出場の公式戦不敗を36に伸ばした。今季10試合でリーグ3位タイの7得点を挙げ、無敗での首位快走に大きく貢献。日本代表ハリルホジッチ監督が「世界で一番うまいアタッカーだと思う。驚くのは、大きくない(1メートル75)が必ずクロスに合わせること」と絶賛し、ブラジル代表エースFWネイマールも「最も技術が高い選手はメッシだが、その次はジェズス」と太鼓判を押す点取り屋が、10日の日本戦でどういうプレーを見せるか注目だ。

 前半19分に先制点を決めたのは、ベルギー代表の司令塔デブルイネ。ブラジル代表MFフェルナンジーニョとのワンツー突破から左足でのミドルシュートを右隅に蹴り込んだ。グアルディオラ監督が「技術、献身性、知性など、すべてを兼ね備えた選手」と称賛する26歳は、今季2得点6アシスト(リーグ2位)と活躍。英紙タイムズも先月に「デブルイネはどのようにプレミアリーグで最高の選手になったか」との特集記事を組んだ。昨季リーグ最多の18アシストを含め、15年のシティー加入からリーグ通算33アシストは欧州5大リーグで最多という。

 18年W杯ロシア大会の欧州予選H組を無敗(9勝1分け)で突破したベルギーはチェルシーのMFアザール、マンチェスターUのFWルカクらを擁するタレント軍団。“アシスト王”デブルイネが、世界屈指の攻撃陣をどう操るかが14日の日本戦の見どころとなる。

 ◆ケビン・デブルイネ 1991年6月28日、ベルギー・ヘント生まれの26歳。ゲンクで09年に17歳でプロデビュー。12年にチェルシーに移籍したが活躍できず、ブレーメンへのレンタルなどを経て14年ボルフスブルクへ移籍。15年8月にマンチェスターCに加入した。ベルギー代表通算53試合12得点。1メートル81、68キロ。利き足は右。

 ◆ガブリエウ・ジェズス 1997年4月3日、ブラジル・サンパウロ生まれの20歳。15年に17歳で地元の名門パルメイラスでトップチーム初出場。17年1月にマンチェスターCに完全移籍。昨年のリオ五輪で6試合3得点の活躍でブラジル代表初の金メダル獲得に貢献した。A代表通算11試合6得点。1メートル75、73キロ。利き足は右。

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2017年11月7日のニュース