×

木本、C大阪V導く!ダービー劇弾“持ってる男”3戦連発狙う

[ 2017年11月3日 05:30 ]

ルヴァン杯全試合でスタメン出場している木本
Photo By スポニチ

 ラッキーボーイ再びだ。C大阪は2日、4日のルヴァン杯決勝・川崎F戦(埼玉)に向けて大阪市此花区で調整。プロ2年目のMF木本恭生(24)がセンターバックで先発出場することが濃厚となった。全試合でスタメンに名を連ねてきた今大会を機に定位置を奪い、準決勝第2戦のG大阪戦では劇的な決勝点。初タイトルを懸けた一戦でも“持ってる”男になる。

 ルヴァン杯で成り上がってきた24歳が、ファイナルの舞台にも立つことになった。紅白戦で主力組に入った木本は、ヨニッチとセンターバックを形成し連係を確認。左太腿裏の張りを訴え途中で切り上げたものの「大丈夫です」と言い切った。

 「この大会は全ての試合に出させてもらって、リーグ戦にも出られるきっかけになった。(決勝は)我慢しながら戦いたい」

 控え組だけで戦った1次リーグから、ここまで全12試合に先発出場。開幕の横浜戦でゴールを決めたことでリーグ戦のメンバーにも絡み始めた。G大阪との準決勝第2戦では引き分けなら敗退が決まる状況の中、後半ロスタイムに決勝点を奪いヒーローとなった。

 現在2戦連発中で今大会通算3得点。攻撃参加も得意とし、それが大阪ダービーでの劇弾につながった。まずは川崎F攻撃陣を抑えることを念頭に置きつつ「(自分が)“持ってる”なら、もう1回(ゴールを)取れるかな」と笑顔。虎視眈々(たんたん)と3戦連発も狙っている。

 「自分の自信につながった大会。最後、感謝の思いを持って臨みたい」

 決勝は代表勢らも含めたベストメンバーで臨むため、おそらく初戦から全試合に先発起用されることになるのは木本だけ。初タイトルをたぐり寄せ、C大阪の新たな歴史に名を刻む。

 ◆木本 恭生(きもと・やすき)1993年(平5)8月6日生まれ、静岡県富士市出身の24歳。静岡学園中、静岡学園高、福岡大と進み16年にC大阪加入。昨季はJ2で1試合の出場のみも、今季はJ1で第31節を終え20試合に出場。本職はボランチとセンターバック。1メートル83、73キロ。利き足は右。

続きを表示

この記事のフォト

2017年11月3日のニュース