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トッティ 現役続行の可能性急浮上 伊紙報道 親友が指揮の北米のチームオファー受諾か

[ 2017年5月18日 15:25 ]

現役続行の可能性が出てきたトッティ(ローマ)
Photo By AP

 今季限りでの現役引退が噂されるローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(40)が、来季も現役を続行する可能性が急浮上した。

 18日付のイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。同紙によれば、トッティには来季以降も現役続行の意思があり、親友でもある元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ氏(41)が指揮官を務める北米サッカーリーグのマイアミFCからのオファーに対し、ここに来て受ける旨の返答をしたという。

 トッティは自らの口で今後について語っていないが、C大阪の日本代表MF清武弘嗣(27)の古巣でも知られるスペイン1部・セビリアからローマの新スポーツディレクターに就任したモンチ氏(48)が、5月3日の就任会見で突如「トッティはクラブとの合意で、今季が現役選手としては最後のシーズンとなる」と発表したことで、92〜93年シーズンからローマ一筋でプレーしてきたローマの王子ことトッティの今季限りでの引退が一気に現実味を帯びていた。

 だが、その後もトッティは多くを語らず、昨季から噂されるスパレッティ監督との確執なども報じられるなど、トッティを取り巻く周囲は喧噪に包まれている。今季限りでの引退となれば、ローマからは役職が用意されていると言われているが、トッティはシーズン終了後、果たして自らの口でどんな決断を発表することになるのか注目される。 ローマ出身のトッティは、ローマの下部組織で育ち、92−93年シーズンにトップデビュー。それ以来、Rマドリードなどからのオファーもあった中、ローマ一筋でプレーし、元日本代表MF中田英寿(40)氏も所属していた00〜01年シーズンに悲願のリーグ優勝を果たした。イタリア代表としても02年日韓大会、06年ドイツ大会に出場し、06年には母国の4度目の優勝に貢献している。

  セリエA出場は今季の16試合も含め617試合で、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏(49)の647試合、ユベントスのイタリア代表GKジャンルイ−ジ・ブッフォン(39)の618試合に次ぐ歴代3位。250ゴールは、1930〜50年代にかけラツィオなどで活躍した元イタリア代表FWの故シルビオ・ピオラ氏の274ゴールに継ぐセリエA歴代2位となっている。

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2017年5月18日のニュース