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先輩・康裕の分も!磐田DF小川大 今季ダービー初出場へ燃える

[ 2017年5月9日 05:43 ]

YBCルヴァン杯1次リーグA組   磐田―清水 ( 2017年5月10日    アイスタ )

故障した先輩の思いも胸に、ダービーでの躍動を誓う磐田の小川大
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 10日のルヴァン杯1次リーグ第5節で磐田と清水による今季2度目の静岡ダービーが行われる。3―1で制した4年ぶりの激闘から39日。磐田はDF小川大貴(25)が故障した先輩の思いを胸に連勝を期す。清水は大卒ルーキーのDF飯田貴敬(22)がリーグ戦の雪辱に意欲。若い力が伝統の一戦を熱くする。

 今季ダービー初出場が濃厚な小川大は強い決意を示した。

 「“何が何でも勝つ”という気持ちを前面に押し出したプレーができたら良い。康裕くんの思いも背負って勝ちにいきたい」

 4月30日のリーグ第9節・札幌戦でMF山本康裕(27)が右膝を負傷。前十字じん帯損傷と半月板損傷で全治6カ月と診断され、今季中の復帰は難しくなった。昨年6月に同じケガを負った小川大には下部組織の先輩のつらさが身に染みて分かる。

 「休みで練習がないときもグラウンドに来たり、誰よりも努力していた。悔しくて仕方なかったと思う。個人的にお世話になっていたからこそ、今年は康裕くんのためにプレーしたい」とまずは清水戦のピッチで一つ一つのプレーに気持ちを込める。

 4月1日のリーグ第5節のダービーはベンチ入りしたが出番はなかった。今回はスタメン入りが有力視され、この日は大久保グラウンドで9対9のミニゲームなど約1時間調整。「(ポジションが)どこでもやることは一緒。1対1の守備で負けないとか、相手の嫌がることをやっていきたい」と腕をぶす。

 ルヴァン杯1次リーグは2勝2敗の勝ち点6でA組4位。ノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出に向けて勝ち点3が欲しい。

 「康裕くんもチームが勝っていればリハビリに専念できると思う。勝利に貢献できるようにしっかりと準備したい」。敵地でダービー連勝を飾る。

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2017年5月9日のニュース