埼スタ不敗神話崩壊　アジア杯準々決勝のリベンジも失敗

Ｗ杯アジア最終予選Ｂ組　 日本１―２ＵＡＥ

（9月1日 埼玉）
　埼玉スタジアムの国際Ａマッチは今回が３１試合目で、これまでは通算１９勝９分け２敗。敗れたのは０２年の親善試合・アルゼンチン戦（●０―２）と１０年の親善試合・韓国戦（●０―２）だけで、６年１２試合ぶりの敗戦だった。Ｗ杯予選は１９試合目で１５勝３分けの負け知らずだったが不敗神話は崩壊。２失点は敗戦した過去２試合と０２年Ｗ杯１次リーグ・ベルギー戦（△２―２）の計３試合しかなく、埼スタでのＷ杯予選で２失点は過去１試合もなかった。

　アジア勢に逆転負けしたのは国内組で戦った１５年８月２日の東アジア杯・北朝鮮戦（１―０→●１―２）以来。海外組を含めた代表では０９年６月１７日のＷ杯最終予選・アウェーのオーストラリア戦（１―０→●１―２）以来、７年ぶり。ホームでアジア勢に逆転負けしたのは９７年９月２８日のＷ杯最終予選・韓国戦（１―０→●１―２）以来、１９年ぶりのことだ。

　逆転負けに限らず、ホームのＷ杯予選で敗れたのは１２年２月２９日のＷ杯３次予選・ウズベキスタン戦（●０―１）以来、９試合ぶりだ。

　▽１５年アジア杯準々決勝ＵＡＥ戦ＶＴＲ　前半７分に左サイドを崩されＦＷマブフートに先制されたが、後半３６分に柴崎が本田とのワンツーから右足で同点弾を決めて追いついた。９０分で決着つかずに延長に突入し、日本は１２０分で相手の３本に対し計３５本のシュートを放ったがゴールはなし。ＰＫ戦では１人目の本田、６人目の香川が外し、４―５で敗退が決まった。