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川崎F 暫定首位返り咲き エース大久保2発も「自分は決めているだけ」

[ 2016年5月14日 17:13 ]

<川崎F・神戸>後半18分、ゴールを決めた川崎F・大久保(左)。うつ伏せは神戸GK・キム・スンギュ

明治安田生命J1第1S第12節最終日 川崎F3―1神戸

(5月14日 等々力)
 明治安田生命J1第1ステージは14日、各地で第12節の残り6試合が行われ、川崎FがFW大久保嘉人(33)の2ゴールで神戸に逆転勝ち。4戦負けなしの2連勝で、消化ゲームが1試合少ない浦和を抜いて暫定ながら5試合ぶりに首位へ返り咲いた。

 前半ロスタイムに先制を許した川崎Fは後半12分、大久保がPKを決めて同点。同18分、今度は大久保が右足でループ弾を決めて逆転した。大久保のゴールは2試合連続の今季8、9点目で、広島のFWピーター・ウタカ(32)に並ぶトップタイに躍り出るとともに、自らの持つJ1通算最多得点記録を165ゴールへと更新した。

 自らの2ゴールでチームを首位へと再浮上させた大久保は「先に点を取られたが、フロンターレは後半に強い。自信を持って巻き返しできた」とホッとした様子。GKの逆を突いて左に決めた同点PKについて「GKが先に動いてくれたので、GKを見て冷静に打つことができた」と振り返り、登里の絶妙なパスを決めた2点目については「多分、ノボリ(登里)は狙ってないと思う」と笑わせながらも「きのうの夜、LINEで“あしたアシストしろよ”ってメールして“できるように早く寝ます”って言ってたんで、そのアシストができて良かった」と可愛い後輩のパスを決めた逆転ゴールに声を弾ませた。

 8日に行われた前節の柏戦(柏)で左足裏を痛めたのがウソのような量産ぶりで前人未到の4年連続得点王も視界良好。12試合で9ゴールという好調ぶりに「チームの皆が最後に集めてくれるので、自分はそこに集中して決めているだけ」と頼もしかった。

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2016年5月14日のニュース